本日2店舗オープンし、今月は計10店舗のオープンとなりました。
冬本番を前に北海道で2店舗オープン立ち上げるSVのガッツに感服です。
そしてこの10店舗を合わせ、我々のフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗達成です!
我々のフランチャイズが加盟募集開始したのが2017年11月のことでした。
なのでこの11月がちょうど3年のリミットであったため、
最後、ギリギリのタイミングにはなりましたが達成することが出来ました。
なぜ達成という表現を使っているのかと申しますと、
2020年の年始の挨拶メールにて、
社内に対して、さらに社外(FC全店含め)のステークホルダーに対して、
この3年(2020年11月まで)で100店舗達成を宣言していたからです。
フランチャイズ業界における加盟募集開始から3年で100店舗の価値に魅力を感じ、
誰にも相談せず、いきなり社内と社外に宣言したというのが背景です。
このフランチャイズ加盟募集開始から3年で100店舗というのは、
フランチャイズ業界という括りで見るとハードルは高いものです。
当然ながらFCというのは長年培ったノウハウや看板の価値をお裾分けするというのが基本構造ですから、
早期に加盟店をたくさん増やすことが難しいというのは理論的に御理解いただけると思います。
実際、フランチャイズ立ち上げから3年で100店舗を実現できたFC本部というのはごく少数です。
立ち上げから3年未満で100店舗に到達したFCは、
セブンイレブン/ケンタッキー/武田塾/おそうじ革命など、
各業種でもほんの一握りです。
そういった偉業だからこそ挑戦する価値があり、
年始時点で57店舗という状況で、
1ヶ月4店舗ペースの新店と、
既存店へのサポートの質を保持できれば達成できる確信がありましたから、高らかに宣言しました。
ですが、皆さん御存知のとおり、国難という表現が使われるほどの未曾有の事態に襲われました。
多くの既存店の生産性が左右されるかもしれない・・
また、そもそもの部分で、
オーナーや従業員の皆様や我々本部メンバーの感染リスクなど、
あらゆる可能性を考えたらキリがない未曾有の事態でした。
そしてこれは当然に店舗開発にも影響があり、
一時、予定していた出店計画や商談が全てストップという状況もあり、
「3年(2020年11月まで)で100店舗達成は難しいのでは?」と厳しい見解をいただいたこともありました。
ですが、我々FC本部メンバーは自分を筆頭に諦めの悪いチームなので、
未曾有の事態の中でも突破口はないのかと思考停止になることなく、
足(行動)を止めず、ひたすら邁進してきました。
そして結果として、
リミット本当にギリギリのタイミングではありますが、
宣言をコミットすることができました。
少人数で本部を運営している分、ここまでの道のりは、
FC本部メンバー、しんどい思い出や1つや2つではなかったと思います。
自分の視点で言えば、
本部の長としてのタスクや責任と共に、
現在は後任に託している加盟開発も兼任でやっていましたから、
最初の頃は資料請求数も少なく、
当然に店舗数も少なく、FC店の実績もほぼないわけなので、
いま振り返っても難易度は相当に高かったです。
また、最も心に残っているのは、
金沢へ出張し、加盟検討者にプレゼンを終えた帰りの新幹線内で、
親父が亡くなったという一報を聞くことになった出来事です。
背景としては、その数年前から親父はお酒で身体がボロボロの状態で、
自分としてはいつ何時の覚悟は持っていました。
そして(結果的に命日となった日の)数日前に非常に危険な状態となり、緊急入院となりました。
そのタイミングでお見舞いに行こうかと仕事を色々調整しようと思っていたら、
母親から「何とか峠は越えたみたいで、今回は最悪の事態にはならないと思う」と先生から言われたと報告を受けました。
そのため、予定どおり金沢への出張にも向かう判断をしました。
そして金沢に到着し、プレゼン開始直前に、
「急に容態が悪化している、マズイかもしれない」の一報を受けました。
さすがに精神的に若干乱れましたが、
これからプレゼンを聞く相手は、
もしかしたら我々のフランチャイズに加盟し、
人生の岐路になる可能性すらある・・そう考えたら、
このままプレゼンをする以外の選択肢は自分の中には無かったですし、
何かを捨ててでも、何が何でも、
今立ち上げたフランチャイズを本部の長として拡大させる覚悟を持ってましたから、
そこに迷いは無かったです。
当然プレゼン相手にも一切親父の容態のことは明かさずに約2時間のプレゼンを終えました。
プレゼンを終え、急いで最短で乗車できる新幹線に飛び乗ったものの、
前述のとおり、その新幹線の車内で親父が亡くなったという一報を聞きました。
これはもう価値観の話で、
このエピソードを聞き「考えられない、私ならプレゼン前に病院に向かう」という方もいるでしょう。
ただ、自分にとっては仕事が人生そのもので、
特に今のフランチャイズは、
FC本部メンバー1人1人に拘って、情熱を持って誘ってチームを作ってきたため、
チームメイトの決意に報いるためにも、
このフランチャイズの発展のために全てを尽くすという断固たる意思は揺るぎないものでしたから、後悔は一切ないです。
むしろ「何かを捨ててでも、何が何でもと本気を出せる環境に身を置けるのは本当に幸せなことだ」と感謝しかないです。
※ちなみに前述の金沢でプレゼンをした方は、
結果的に加盟には至らなかったです。こういう現実も痺れますね
長文でしんみり話を長々綴ってしまいましたが、
悲願を達成した本日は不思議なほどいつも通りのテンションで、
何も感じず、何ならメンバーへ細かな指摘をすることが多い日でした。笑
宣言をコミットできたからこそ、
この3年で100も、もはや通過点と堂々と言えます。
ただこうして振り返ると、
この100店舗を達成するまでのFC募集開始から3年の月日の中には、
ただの仕事のプロジェクト以上の、
何だか人生においての歓喜も哀愁も詰まっていたなと感じます。
いつだか推奨した書籍の一言でもありましたが、
「仕事が最高のエンターテインメント」という表現が最もしっくりきますね。
自分個人でもこうした色々ドラマがありましたから、
FC本部メンバー1人1人、間違いなく色々ドラマがあったと思います。
後日談として、ゆっくり1人1人に聞いてみたいな~と思います。
ひとまず今日は記念日として、めでたしめでたし。