フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

会心のアイデアが敗れた日

前々職のいつだかの社員総会で、
ランダムに結成された5~6名1チームでペーパータワーゲームを実施したことがありました。
今でこそチームビルディングにおいて有名なゲームだと把握してますが、
当時は全く知らなかったので、新鮮且つ真剣に取り組みました。
ペーパータワーゲームとは、
各チーム30枚のA4用紙だけを使って、
制限時間内に出来るだけ高いタワーを作るというワークです。

いざゲームのルールが説明され、スタートの合図。
合図と同時に(当時の職位やアイデア選手権での実績もあってか)チームメイトが一斉に自分の方を見て、
「どうしますか?」と尋ねてきました。
そこで自分は「少し集中して考えさせてもらっていいですか?」と伝え、
十八番の半意識(アイデアを出すスキル - フランチャイズオーガナイザーのブログ)を駆使しました。
絶対勝ちたい、他のチームが思いつかない奇策をしよう・・・と脳をフル回転させていると、
ある1つのアイデアを思いつきました。
そしてその瞬間から、そのアイデアをチームメイトへ伝え、
一緒にペーパータワーを完成させました。

結果、高さは全チームの中で1位の記録でした。
ですが、なんと反則扱いを受け、優勝は他のチームとなりました。

皆さん想像してみてください。
ペーパータワーのゲームで、
記録は1位なのに反則扱いされるアイデアとはどんなものでしょうか?


正解は・・


他のチームがテーブルの上から試行錯誤しながら、
出来るだけ高いタワーを作り上げていく中で、
自分のチームは、床からタワーを作りあげるという手法です。
なので見た目(テーブルの上からの高さ)はさほどインパクトはないものの、
計測は床からですから、
高さの記録は全チームの中で1位でした。
スカイツリーも地下からの計測なので、モラルの範疇だと今でも思うのですが。。。)

自分の中では優勝を確信していたのですが、
前述のように反則扱いを受けました。

事前に言われていたルールは何一つ破っておらず、
戦略性もある会心のアイデアだったのですが、
結果が伴わず(今でも忘れないくらいですから)非常に悔しい出来事でした。

まあこれはたかが社内のイチゲームでしたし、
何の影響力もないのでよいのですが、
実際のビジネスシーンで、
課題の突破口や事業案などは、
トリッキーで且つ戦略性のあるものの方が、模倣困難性が高く、爆発力が伴う気がします。
変化の激しい昨今はよりその傾向は強いのではないでしょうか。

ちなみに自分の座右の銘は「脱普通のマインドこそが覇者への近道」です。
現在それを証明する旅の途中です。
そしてその旅の途中で何度もこのペーパータワーの敗戦を根に持つことでしょう。笑
ではまた。

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