その時その時で率いているチームに対して伝え続けていることなのですが、
ベンチャーだと問題ばかりですし、いつだって何か不足しています。
人材も予算も期間も制度も。
ですが、実はそこがビジネススキルを幾多掴める土壌で、
不足を凌駕して、成果をあげる人が成長しますし、
キャパオーバーしている人を見捨てず、補ってあげる人が成長します。
何も整ってない無の状態から、自ら作り上げる人が成長します。
どんな問題でも、自分事として取り組む人が成長するのです。
・・という前触れからのタイトルについてですが、
タイムマネジメントって、
個人的にはただ単純に時間を守るという意味ではあまり捉えておらず、
「時間内に目的を果たすことができる。いわば場を仕切る力。」と捉えてます。
今の我が社はザ・ベンチャーですから、会議室が1室しかありません。
この会議室1室を全員が時間配分をして上手くシェアしながら、
100店舗のFC本部を機能させてきた事実は、手前味噌ながら物凄いことだなと感じます。
ただ繰り返すようですが、時間を守ることは大人なら少し気を付ければ誰でもできますね。
重要なのはその時間内で、
そのMTGなり会議なりプレゼンなり面接なりの「目的」を果たすことが出来ていたかということです。
まず会議室を利用する前に、その場の目的を明確にしておき、
その目的を限られた時間内で果たそうとすると、相当頭を使います。
相手のペースもありますからね、なかなかこちらに話をさせてくれないとか、そういうこともよくあることでしょう。
だからこそ、相手に不快な思いをさせないように、こちらの目的を果たすような話の展開に持っていくなどが必要で、
それこそが「場を仕切る力」です。
我が社もお陰様で順調に成長しており、春先にはオフィス移転を検討しています。
オフィスが移転したら会議室が増えます。
おそらく各会議室のスケジュールにもゆとりが生まれ、
予定時間が少々過ぎても、他の誰にも迷惑かけないということが頻発すると思います。
そうなると、前述の「時間内に目的を果たすことができる。場を仕切る力」を育む機会が減るとも言えます。
最初の話に戻りますが、
会社が大きくなると、メリットも大きいのですが、
この観点だけで言えば、徐々に環境の不足が充足してくる分、
工夫をする度合が減り、ビジネススキルを掴める機会も減少するとも言えます。(なのでより一層各自の意識と志が重要ですね)
このあたりが上場企業よりもベンチャーで成果出してました~という人の方が中途採用で遥かに頼もしい所以でしょう。
まあ色々書きましたが、残り僅かな現在のザ・ベンチャーという環境を、
感謝と共に思いっきり有機的にしていきたいですね。
ではまた。