フランチャイズオーガナイザーのブログ

フランチャイズをオーガナイズする仕事をしております。約10年間、率いたチームメンバーの離職率0%。立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗を突破しました。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして「フランチャイズ業界健全化→地方創生→日本経済活性化に貢献」このためにブログを綴っております。

再生工場

前々職で現場に特化した事業部でマネジメントをしていた1年間がありました。
当時の企業カルチャー的に四半期ごとでチームメンバーの編成があり、計4チームを率いていましたが、
社内で自分のチームは、とあるキャッチコピーで称されていました。
それは「再生工場」です。

当時の企業はザ・ベンチャーというカルチャーで、
且つ現場に特化した事業部は分かりやすく数字が明白ですから、四半期ごとの昇降格が非常に活発でした。
その影響から当時まだ会社設立から3年くらいにも関わらず、
結構な数のマネージャーが存在してました。
一度マネージャーという職位にいながら降格をすると、
本人のモチベーション低下然り、
周囲も(元上司だったりすることも珍しくないので)相対において、腫れ物に触るように変に気を遣うことも多かったようです。
そこで白羽の矢が立ったのが自分のチームです。

自分のマネジメントスタイルは1to1というよりもチーム単位で、
全員の個性を有機的にして高い目標を追う手法なので、
ある意味で悩んだりする時間すら与えない(笑)そういうチーム作りがベースにあったので、
それを見ていた当時の経営幹部達が次々とマネージャー達を自分のチームに送り込んできました。

これが当時の自分にとっては追い風でもあり、
マネージャーということは、
一定以上の実力はきちんとあるわけですから、
まずは個性を整理してあげて、
これまで社内の誰も気付くことが出来なかったであろう1人1人の特殊能力を解説してあげて、
そしてその特殊能力を生かすためにチーム内で適材適所の役割を設けて、存分にパフォーマンスを発揮してもらう・・そんなことを実施し続けてました。
すると、再び個々が上昇気流に乗ってきて溌剌と仕事をするようになり、
マネージャーの「本気」は自チームだけでなく、
会社全体にも活気を与えることに繋がっていき、
前述のとおり、自分のチームは「再生工場」と呼ばれていきました。

ちなみにこの再生工場で再生した1人は、
今も同じチーム内(SVのOさん)におり、大活躍してます。
彼はとにかくキャラクターがポップで、
そのキャラクターゆえに他のマネジメント層からのマイナスな評価が多く、
「再生には苦労すると思う」という事前情報を聞きながら、自分のチームに迎えました。
こういうとき、事前情報はあくまで情報として頭に入れますが、
偏見や色眼鏡では見ないように心掛けます。
そしてフラットに一緒のチームで仕事をしていくと、Oさんの淡々と一定以上のレベルで仕事をこなすセンスに気づくことが出来ました。
キャラクター的に凄いミス多そうなのに、実際はいわゆる凡ミスがない・・
人生や仕事を楽しむことがベースにあるので、
欲が見えにくい分、周囲から好かれるし、チームが明るくなる・・と強みをどんどん発見することができました。
何より飄々としているけれど、求める結果は出してくる・・ちょっとした天才肌だと実感しましたね。
一点懸念だったのは、
自分のマネジメントスタイルがチームごと上昇志向にプロデュースしていくものなので、
そのポップなキャラクター要素から、チーム内で浮いた存在にならないか心配でしたが、それも杞憂でした。
もともと格闘技好きで、勝負事への拘りを一定持ってくれていたこともありましたが、
意外に勝負日(月末最終日)は、遅くまで残業して少しでも数字を積み上げるために粘ってくれたり、
チームとしての目標を自分ごととして捉えてくれた姿を見たときには、結構感動したものです。

その後、自分はオーナーコンサルチーム立ち上げのために部署異動し、
Oさんは1年後に転職してしまいましたが、
色々な偶然が重なり、今は同じチームで仕事が出来ており、その天才性をいかんなく発揮して大活躍してくれています。
Oさんに対して自分が何をしたとか全く思っていないですが、
とはいえ、当時の組織において、
この天才肌の逸材を殆どのマネジメント層が見抜くことが出来ていなかったのは事実で、
そこだけは自分が誇れる要素です。
マネジメントは人を輝かせるためのスキルです。
ではまた。

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