ベンチャー・リンク考察、第4弾です。
第3弾ではなぜベンチャー・リンクは倒産に追い込まれたのかを考察しました。
今回は改めて総括的に、
フランチャイズチャンネル内にて語られているベンチャー・リンク御出身のFCプロデューサー竹村先生のお話などをもとに考察していきます。
参考にさせていただいたのは、以下14の動画。
※お時間がないという方は全ての動画を御覧にならずとも、
下にスクロールしていただき、8つのポイントだけ読んでいただければ概要把握できます。
フランチャイズバブルについて教えてください!!|フランチャイズ相談所 vol.87
ベンチャー・リンクの栄枯盛衰について!!|フランチャイズ相談所 vol.88
堅実が一番!!FCビジネスを失敗しない極意とは!!|フランチャイズ相談所 vol.89
スペシャルゲストがやってきた!!FCバブルがはじけた話!!|フランチャイズ相談所 vol.90
ベンチャー・リンクがすごすぎる!!牛角の当時の勢いとは!?|フランチャイズ相談所 vol.91
ベンチャー・リンク時代に凄かったFCを教えて!!|フランチャイズ相談所 vol.92
安くてうまい!!かつやは何で流行ったの?|フランチャイズ相談所 vol.93
ベンチャー・リンクがおかしくなった経緯を教えて?|フランチャイズ相談所 vol.94
意外と体育会系!?ベンチャー・リンクのSV部隊!!|フランチャイズ相談所 vol.95
懐かしの同期!!2人の思い出のベンチャー・リンク!!|フランチャイズ相談所 vol.100
タリーズコーヒーのフランチャイズについて!!|フランチャイズ相談所 vol.631
竹村さんはベンチャー・リンク時代に現在のようなライフプランを考えていたんですか?|フランチャイズ相談所 vol.1095
尊敬するFC本部社長シリーズ!ベンチャー・リンク小林忠嗣氏!!|フランチャイズ相談所 vol.1166
全盛期の年商が凄い!ベンチャー・リンクが衰退した理由とは!?|フランチャイズ相談所 vol.1167
考察④における8つのポイント
1, 牛角はエリア転売も成立するほど加盟ニーズがあり、加盟金は当初600万だったがニーズの高騰により1,200万まで値上げをしても成立
2, かつや然り、牛角然り、それまでになかった価格や市場に着眼→発展。そこはベンチャー・リンクならではだった
3, ガリバーはベンチャー・リンクが携わった当初は殆ど赤字であったが、ベンチャー・リンクナレッジで成功勢力を拡大させることができた
4, ベンチャー・リンクのSV部隊は優秀で且つ徹底的に並走しており、つまり心技が揃っていたSV部隊であった
5, だがそのSV部隊をもってしても、終盤はリリースしたFCが厳しい状態に。成立していると判断したロジックが現場では通用しなかったケースが増えていった
6, ベンチャー・リンク出身者は、総じてベンチャー・リンク時代を貴重な経験・財産と表現し、ポジティブなものと捉えている
7, 創業者の小林氏は天才型であり努力型でもあった。そしてその天才型の仕事ノウハウを可視化し、再現性のあるものとして社内に普及されていた。結果、優秀な社員が多かった
8, 創業者の小林氏は勝負師タイプであり、そこが良くも悪くも会社の運命を決めたポイントだった
さて、これまで4回にわたってベンチャー・リンクを考察してきました。
一言でいえば「栄枯盛衰」ですが、世の中へのサービスの普及や、出身者のその後の活躍含め、
フランチャイズ業界への貢献度は計り知れない伝説の企業であったことが理解できました。
一方で、ベンチャー・リンク社が存在しなかったら、倒産せずに済んだ中小企業も膨大にあったことも把握できました。
現在、フランチャイズ業界を牽引している方々の中で、
ベンチャー・リンク出身者の方は非常に多いと思います。
今後、自分を含め20代~30代の次世代フランチャイズ業界を牽引する候補生たちは、
(ベンチャー・リンクが2012年に倒産しているわけですから)当然にこのベンチャー・リンク出身ではない方ばかりです。
それがメリットなのかデメリットなのかは別として、
日本フランチャイズ業界の歴史として、そういう事実や時代があったことを正確に把握しておく必要があると思い、
このブログというアウトプット機能を自身のインプットとしても活用させていただきました。
こうしてブログで公の場で執筆するという責任のもとリサーチをして、
極力正確にアウトプットをするために要約していくフローの中で、ベンチャー・リンクへの理解が非常に深まりました。(膨大な未知の情報を整理していくので、コンセプチュアルスキルの良い訓練にもなります)
とはいえ、ベンチャー・リンク御出身の皆様や当時ベンチャー・リンク社と関わりがあった皆様からすると、
解釈の違いや補足が必要だという御意見もあるのではないかと想像に容易いため、
そういった皆様はぜひ以下Gmailより直接メッセージをいただけますと幸甚です。
勉強させてください。
ベンチャー・リンクの栄枯盛衰を正確に知ることで、
自分自身にとっても今後のフランチャイズ業界への関わり方をデザインするうえで、幅や選択肢が広がりました。
次回はどの企業を考察しようかな?と思案中です。
ではまた。
・・末筆ではございますが藤原先生。
考察①の段階で今回の企画を宣伝いただき、毎度のことですが深く感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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