フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

新時代のフランチャイズ「フトン巻きのジロー」

自分はフランチャイズ業界の健全化をテーマとして日々情熱を持って動いておりますが、
健全化が必要だと思う理由は、
ラッキーパンチで規模が予定より大きくなってしまい、理念やポリシーがないFC本部が多々・・
殿様構造に胡坐をかき、努力をしないFC本部社員が多々・・など、
こういうケースが蔓延していて、シンプルにフランチャイズ業界のイメージが悪いためです。

そんな中で現在躍進中の「フトン巻きのジロー」のフランチャイズ・・凄いです。
「フトン巻きのジロー」のフランチャイズは、
悪しきフランチャイズイメージとの対比でいうと、全てが真逆そんな所感です。
まさに新時代のフランチャイズです。

先日の記事で前触れしておりましたが、
経営用語シリーズ「キャッシュフロー計算書」&ジローチャンネルのこと - フランチャイズオーガナイザーのブログ
今回は「フトン巻きのジローのどのあたりが新時代のフランチャイズと言えるのか?」という観点で解説していきます。

フトン巻きのジローは動画素材が豊富なので、
以下5つの動画を紹介して、自分が伝えたいことを補足していきます。

フランチャイズビジネスのポジショニング戦略/2020.09.28

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◆要チェック4分53秒~
加盟オーナーと事業を御一緒するというけして軽くないタスクや性質から、
どうしてもIT業界のように斬新なビジネスが誕生しにくいフランチャイズ業界で、
ユニークという切り口をフランチャイズ業界に持ち込んだ革命児です。
「フトン巻きのジロー」って一度聞けば忘れることがないネーミングの遊び心も凄いです。
ちなみに動画内で語られていることではありませんが、
そもそも布団洗い発案の発端は、
沖縄が潮風の影響で布団を干せない家が多く、
その課題解決だったとのことです。


【全国50店舗・売上◯億円】フトン巻きのジローの3年分の決算を大公開!/2020.02.01

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上場企業でもないのに、FC本部の経営状況をyoutubeでオープンにする・・
こんなFC本部、斬新過ぎます。
中小小売商業振興法に基づく加盟契約前開示義務とは、全く趣旨が違うわけですからね。格好良すぎます。
◆要チェック5分17秒~
この場面でも仰っていますが、
新たな市場を開拓するという強い決意を感じます。
それゆえに・・ということでしょうが、
ほとんどのFC本部がオープンにできることではないと思うので、これはリスペクトしかありません。とんでもない器の大きさを感じますね。


年商○億円企業の創業者でありトップの“年収”を公開!/2020.06.10

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◆要チェック6分9秒~
内面や考えや気付きや悟り、男前過ぎます。
やはりこの動画でも感じるのが、全く従来のフランチャイズ本部の経営者とは一線を画す印象です。
ちょっとITっぽいというか、
自分がファンであるエニグモ社のような遊び心&男気という価値観をお持ちで、
良い意味でFC本部の経営者っぽくないというイメージです。
余談ですが、年収5,000万取っていた~というエピソードはBIG4系のファーム時代のことかな~と推察。十分あり得ますね。


フトン巻きジローの社長自ら10店舗加盟しているの!?|フランチャイズ相談所vol.1139/2020.09.30

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◆要チェック2分59秒~
FC本部は究極マーケティング会社という発想、これ今までに無かったと思います。
いわゆる開業屋のようなFC本部が未だに多い中で、
FC本部はマーケティング会社とまで言い切れる森下会長。
この着眼と概念を作り出せる=コンセプチュアルスキルの高さが尋常ではない証であり、
さすがBIG4系コンサルファーム御出身者!とテンション上がりました。
まず大前提、ここまでビジネススキルが高いFC本部経営者って稀だと感じるのです。
これはバッシングでも何でもなく、これまでの多数の成功FC本部の経営者って、
その業種一筋の職人あるいは(自ら動くイメージがない)カリスマタイプが多い印象で、そこに名参謀なりフランチャイズのプロなりが側近にいて成立するケースが多かったという意味の表現です。
そのため、森下会長のようにベースが圧倒的に仕事が出来る人、ビジネスパーソンとして優秀で洗練された方がFC本部を経営していて、且つフロントマンでもあるというのは、フランチャイズ業界視点で非常に珍しいのです。

フトン巻きのジローの森下会長とのコラボ回について!!|フランチャイズ相談所 vol.1149/2020.10.10

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◆要チェック3分43秒~
話題に挙がっている「収益云々の前に布団洗いという文化を広めるために一緒にやっていく仲間を集めたい」という軸、
この価値観を持っているFC本部という時点で、非常に新しいです。
理念やポリシーや社会性がなく、ただただ不確かなギャンブルのような収益性だけを人参としてぶら下げて加盟開発をしているFC本部が多い中で、
まず理念ありきで加盟開発をしているのは、新時代のFC本部だな~と感じます。


纏めますと、フトン巻きのジローが新時代のフランチャイズである要素は5点です。
1, フランチャイズ業界に「ユニーク」という切り口を持ち込んで成功
2, FC本部の経営状況をオープンにする器の大きさ
3, 森下会長の内面や考えが男前
4, FC本部はマーケティング会社と定義している斬新さ(背景として洗練されたビジネスパーソンがFC本部を経営している点)
5, 理念ありきの加盟開発をしている点

以上です。
いかに「フトン巻きのジロー」が今までのフランチャイズ業界には無かった要素が盛り沢山なのか、
御理解いただけたと思います。
このテイストのFC本部を作るのは模倣困難性が高すぎますが、
とはいえ、こういう新時代のフランチャイズ本部が増えていき、新たな市場を拡大していくことができれば、
今より確実にフランチャイズ業界は健全になり、日本の地方創生→GDPに寄与できます。
自分の視点でいえば、フトン巻きのジローのような新時代FC本部を立ち上げ~発展、
これを数多くオーガナイズできるようにしなければならないと思う次第です。
ではまた。

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【編集後記】
本記事を作成するにあたり、森下会長と直接メッセージをやり取りする機会をいただきましたが、
当ブログを既に御存知で「めちゃくちゃ勉強なってるブログですので陰ながら応援しております!」というお言葉をいただきました。
社交辞令だと頭で理解していても、内側からテンション上がりまくってしまいました。
感無量です。イメージどおり最高に男前な方でした!
次回沖縄に向かう機会があったら、必ず御挨拶に伺います!
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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