不二家考察、第二弾です。
今回参考にさせていただいたのは以下YouTube番組です。
「食の雑学をゆっくり解説」不二家の閉店が相次ぐ…今ペコちゃんの不二家が存続危機に晒されている本当の理由とは!?2020年8月24日
動画の内容を纏めますと以下のようになります。
不二家はここ最近大量閉店の傾向。
2015年には986店舗あったが、2020年8月時点で829店舗まで減少している。
不二家の歴史としては、
クリスマスケーキやショートケーキを主力商品とすることで、
いわゆるハレの日需要のシェアで独り勝ち状態となった。
1951年にはミルキーが誕生してからは、
ケーキやシュークリームの洋菓子販売事業と、
ミルキーなどの製品を卸す菓子事業の2本柱になり、
日本を代表する食品メーカーに上り詰めた。
だが2007年に大事件が起こる。(動画では2007年となっているが正確には2006年11月の出来事)
埼玉の工場にてシュークリームを製造する工程で、
消費期限切れの牛乳を使用していたことが発覚。
これがキッカケで経営危機に陥ったが、
山崎製パン株式会社の傘下に入り、最悪の事態を回避。
そして山崎製パンの販路を使えるようになったことで、一時的に業績は回復した。
だが洋菓子事業の苦戦は続く。
原因はハレの日需要の低下、ギフト市場の減少、コンビニスイーツの台頭。
特にコンビニスイーツに関しては、
2009年にローソンから発売されたプレミアムロールケーキの大ヒットをキッカケに、
高クオリティ商品が次々と世に出回った。
現代最強販路のコンビニで高クオリティスイーツが店頭に並ぶ・・
これにより、洋菓子店が軒並み苦戦を強いられた。
2018年の洋菓子市場の中で23%がコンビニのシェア、洋菓子店は8%。
結果、2020年まで10年赤字が続いている。
新型コロナウィルスの影響により、不二家を取り巻く環境はより厳しいものとなっている。
考察②における3つのポイント
1, 不二家は日本の洋菓子市場を開拓。ハレの日需要で独り勝ちの時代があった
2, 2006年11月の大事件をキッカケに経営危機に陥り、不二家は山崎製パン社の子会社となった
3, 「ハレの日需要の低下」「ギフト市場の減少」「コンビニスイーツの台頭」「新型コロナウィルス」という4つの問題により、不二家は今なお苦戦が続いている
今回の内容で、不二家の歴史においてtoC観点の流れが理解できましたね~。
次はこの一連の流れの中で、フランチャイズ観点では何が起こっていたのかを考察してみましょう。
次回へ続く。
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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