前回の「ふとん巻きのジロー」に続き、新時代のフランチャイズを御紹介します。
その名も「まがりDEバナナ」です！
既にフランチャイズチャンネルでも取り上げられているので、
御存知という方も多いとは思います。
以下、関連動画です。
注目シェアリングFC！？まがりDEバナナについて！！｜フランチャイズ相談所 vol.1276
まがりDEバナナ前田社長登場！超ローコストで回収が3ヶ月って本当！？｜フランチャイズ相談所 vol.1312
竹村大絶賛！まがりDEバナナは失敗するわけがないフランチャイズ！？｜フランチャイズ相談所 vol.1313
フランチャイズオーガナイザー視点でも、
色々な側面でこのフランチャイズは新しいと感じたため、今回御紹介させていただきます。
実際に前田社長と御縁をいただき、zoomで直に色々なお話を伺いました。
まがりDEバナナが新時代のフランチャイズである要素は5点です。
1, 加盟金とロイヤリティに遊び心を持ち込んだ
2, 本業が全く別業種というFC本部
3, FC本部社員がゼロ
4, toCの集客も加盟開発も100%SNSで完結
5, 社長が「面白いこと」を絶対的な価値観としている
1, 加盟金とロイヤリティに遊び心を持ち込んだ
個人的な話で恐縮ですが、
最近はフランチャイズ研究会 会長の山岡先生ともコミュニケーションを取らせていただくなど、
フランチャイズをアカデミックな要素の切り口で思考する機会が増えました。
加盟金とは？ロイヤリティとは？のそもそも論に関する文献を読んでいたりする中で、
まがりDEバナナの加盟金は87.7万円（バナナ）・・
ロイヤリティは売上の8.77%（バナナ）・・良い意味で衝撃でした。笑
フランチャイズビジネスにおいて聖域的な加盟金とロイヤリティがシャレになっているという前代未聞さ、
明らかに新時代のフランチャイズです。
2, 本業が全く別業種のFC本部
前田社長の本業はファイナンシャルプランナーなのです。
そしてそのファイナンシャルプランナーとしての集客を思考する中で、
SNSマーケティングを追求しようとなり、SNSマーケティングのノウハウが充実。
そんな中で知り合いのアルバイトの方がキッカケで「まがりDEバナナ」を立ち上げることになり、
先述のSNSマーケティングノウハウを最大限活用したという流れとのようです。
且つ最高のバナナジュースレシピを10年かけて開発できたからフランチャイズ展開！というわけではなく、
まがりDEバナナのフランチャイズを通じてSNSマーケティングノウハウを提供することで、
（加盟店となる）街の苦しんでいる飲食店活性化への寄与や、
そこで出会った加盟オーナーいわば経営者の方に、
ファイナンシャルプランナーとしてのサービスを提供していきたいという意図のようです。
とはいえ、当然ながらバナナジュースのレシピも簡単に開発したわけではないようで、
前田社長も拘りを持って、
当時都内にあった約30店舗ほどのバナナジュース屋さんのバナナジュースを飲み比べ、ベンチマーク先を絞り、
色々なレシピや配合を試した結果、
今のまがりDEバナナのバナナジュースに至ったとのことでした。
キッカケや広がり方や戦略含め、
今までにないフランチャイズ要素が強いです。
3, FC本部社員がゼロ
1と2をお読みいただければ十分に新時代感が伝わると思いますが、
更に新しい要素がFC本部として専属の社員さんが不在ということです。
基本的には、研修や開店準備など全て動画で完結するとのこで、
あとは数名の業務委託契約の方がいらっしゃるだけで、
「まがりDEバナナ」FC本部専属の社員さんが不在とのことです。
もう既に現時点で60店舗以上展開中とのことで、
今後は何かと変化がある可能性もありそうですが、
ここまでのフェーズでFC本部社員が不在という事実は新しいです。
4, toCの集客も加盟開発も100%SNSで完結
これもなかなか驚きだったのが、
toCの集客は勿論、加盟開発もSNSのみの訴求という点です。
いわゆる加盟開発媒体には一切掲載せずに、
自社のwebサイトとSNSのみで加盟オーナーが集まっているとのことで、
自分が把握している限り、最もローコストで立ち上がっているFC本部だと思います。
超が付くほど希少なFCの立ち上がりだと感じます。
5, 社長が「面白いこと」を絶対的な価値観としている
前田社長とお話させていただき、
約30分くらいの場でしたが、
その間で何度も「面白いことをやっていきたい」と仰っていたのが印象的でした。
自分のようにフランチャイズ業界に染まってしまっている人間は、
どうしても「フランチャイズはオーナーの人生が懸かっている・・」とか、
「リーガル側面ではどうなのか・・」など、
まず重めの視点や思考になりがちで、
おそらく大多数のフランチャイザー中枢の皆様は共感いただけると思います。
要は「フランチャイズ」と「面白いこと」というのは相反する要素と捉えられがちということです。
そんな中で、その既成概念を一気に飛び越えてきたのが前田社長という印象です。
当然、その背景には初期投資を比較的抑えて実施できるFCだから面白さを優先できるという側面もあるでしょうが、
だからと言って「面白い」をここまでプライオリティの高いところに置いているFC本部は今までに無かったと思います。
凄いです。尊敬です。
以上です。
「まがりDEバナナ」が新時代のフランチャイズである所以を御理解いただけたと思います。
前田社長には今後のビジョンも伺いましたが、
既に幾つかの新FCを考案ならびに準備中とのことで、
概要伺いましたが、やはり新時代を感じさせるものでした。
他に印象深かったのが、初対面で且つzoomにも関わらず、
かなりの機密情報までさらっと開示していただいたり、
飄々としていて器が大きい・・飄々としているけれど面白いことを模索し続けている・・
まるでフランチャイズ業界のファンタジスタだと感じました。
今後も前田社長から目が離せませんね。
（前田社長、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました！）
ではまた。
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株式会社フリグマ（Flegma,Inc.）代表取締役社長
佐々木翔（sho sasaki）
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