フランチャイズオーガナイザーのブログ

某フランチャイズ本部長として、フランチャイズをオーガナイズならびに発展を仕掛ける仕事をしております。おかげさまで立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗を突破しました。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして、あるいは特殊なバックボーンを持つ者として、仕事の考えや思うことを発信していく所存です。

ビジネススキル3種

「あの人はビジネススキルに長けている」と耳にする機会がありますが、
抽象的過ぎて何のスキルが長けているか分からないですよね。

かといって、これビジネススキルを細分化し過ぎても、
社内や事業部内の共通言語として機能しなくなり、カルチャ―醸成や育成の観点でメリットが薄くなっていきます。

そこで推奨するのが、ビジネススキルを3種類の大枠に整理し、
それを社内や事業部内に徹底的に浸透させることです。
自分がこれまで率いてきたどのチームにも実施してきたことですが、ビジネススキルは以下3種類だと浸透させています。

1, テクニカルスキル
2, ヒューマンスキル
3, コンセプチュアルスキル

この概念はアメリカの経営学者であるロバート・L・カッツ氏によって提唱された管理者の能力に関係する理論を基としたフレームワークで、
一般的にカッツモデルと呼ばれています。

カッツ氏は管理者に求められる能力として、
上記の3つの能力を提唱しました。
カッツモデルでは、職位が上がるにつれてこの3種類の求められるウエイトが変わってくると語られておりますが、
企業に属することが何の保証もないことに等しい昨今では、全てのビジネスパーソンがこの3つのスキルをバランス良く高めていくべきと考えています。
それぞれ具体的に解説していきます。

1, テクニカルスキル
テクニカルスキル=業務遂行能力です。
具体的な要素は業種によって変わってきますが、
基本的には「手を動かす」こと全般はテクニカルスキルと捉えられるでしょう。
事業会社視点で言えば、PCまわり全般(資料作成やら数値管理やらメールやら)など、
あるいはその事業に特化した現場のスキルもテクニカルスキルと言えるでしょう。


2, ヒューマンスキル
ヒューマンスキル=対人関係能力です。
先ほどのテクニカルスキルが「手を動かす」こと全般であれば、
「口と顔を動かす」こと全般はヒューマンスキルに該当とまずは捉えてもよいでしょう。
社会人としてコミュニケーション能力や接客などは代表例です。
くわえて、人間力と表現されるような魅力も全てヒューマンスキルに該当するでしょう。
あとは個の力でビジネスを推進していくようなリーダーシップ(統率力、調整力)然り、
コーチング然り、 ファシリテーションネゴシエーションなどもヒューマンスキルと言えるでしょう。

 

3, コンセプチュアルスキル
1と2は比較的どの企業でも語られていることかもしれません。
最も耳馴染みがないと想像に容易いのがこの「コンセプチュアルスキル」です。
テクニカルスキルが「手を動かす」ヒューマンスキルが「口と顔を動かす」であれば、
コンセプチュアルスキルは「頭を動かす」と位置付けてよいでしょう。

コンセプチュアルスキル=概念化能力と言われています。
概念化能力とは?となると思いますので言語化すると、
「複雑であったり、ファジーな状況や構造などを、俯瞰的・体系的に整理して概念化することで本質を見抜く能力」
といったところでしょうか。
諸説ありますが、自分はコンセプチュアルスキルを構成する要素を以下に整理しています。
ロジカルシンキング
・ラテラルシンキング
クリティカルシンキング
・多面的視野
・柔軟性
・受容性
・好奇心
・探求心
・応用力
・洞察力
・チャレンジ精神
・俯瞰力
・先見性

「指示待ち体質の社員が多い」「主体性がない社員が多い」
などの企業課題が挙げられることが多いですが、それは言い換えるとコンセプチュアルスキルが不足している社員が多いのです。
コンセプチュアルスキルが高いビジネスパーソンは、
俯瞰して自身の置かれた状況やタスクを正確に認識でき、
事業や会社を勝たせるための絵を描けるので、指示なんて一切いらないのです。
むしろコンセプチュアルスキルの高いメンバーに対して、ありきたりな指示を出すのは逆効果です。(そんなのとっくに理解しているよと萎えます)

組織のマネジメントレイヤーほどコンセプチュアルスキルが求められ、希少価値も高いため、
昨今ではコンセプチュアルスキルを積極的に評価する人事戦略をとる企業も少なくないようです。

 

以上です。
やや認知度が薄い「コンセプチュアルスキル」に重きを置いて解説しましたが、
重要なことは「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」この3つをバランス良く身に付け、高めることです。

どれかのスキルだけが尖っていても、
補完性のあるメンバーが周囲に存在する組織の一員としては問題ないですが、
それが有機的でない環境では(それこそ独立したりすると)活躍できない・・なんてこともあります。

我々のFC本部メンバーも毎半期、この3つのスキルやパフォーマンスを発揮したか否かを1つの評価軸としており、
偏りがないように、バランスよく成長してもらうことをアシストしてます。

ちなみにコンセプチュアルスキルはいわゆる地頭の影響が大きいので、
後天的に鍛えるのが難しいとも言われておりますが、
幾つか研鑽方法として推奨できるものがあるので、またどこかの機会で触れたいと思います。
ではまた。

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