フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

水戸往訪と鹿島アントラーズから学んだチームビルディングの話

先日は加盟前最終面談で茨城県水戸駅に往訪してまいりました。
※先日といっても4月末の出来事。当ブログのタイムラグはだんだんエスカレート中。笑

水戸は現在のFC本部立ち上げから何度も訪れてきましたが、
何度来てもこの路線図を見る度、厳密にいうと鹿島サッカースタジアムの文字を見るたびに痺れます。

フランチャイズ面談で訪れた水戸駅の路線図。鹿島アンドラーズ。
自分が小6のときにJリーグが発足したのですが、
その発足時からいわゆる青春時代はずっと鹿島アントラーズファンでした。
ファンになったキッカケは・・小6ですから特に理屈はなく、何となくだったのですが、
中学くらいから「知的好奇心」でサッカーを見るようになって以降は、
とにかく勝負強い鹿島アントラーズの虜になっていきました。

鹿島アントラーズは、
国内3大タイトルであるJ1リーグ(優勝8回)、カップ戦(優勝6回)、天皇杯(優勝5回)の優勝回数はいずれもJリーグ発足以後、Jクラブの中で最多。
3タイトルの累計で19冠を誇る。また、国内3冠(同年度内に国内3大タイトルを全て優勝)した初のクラブであり、
J1リーグ3連覇を果たした唯一のクラブでもあります。
また、1993年のJリーグ発足から1度も降格経験がないクラブでもあるという、Jリーグ史上最も「常勝」という言葉が似合うチームです。
※他詳細は以下Wikipediaを御参照ください
鹿島アントラーズ - Wikipedia

相手のペースで試合が進もうが、何だかんだ鹿島が勝つ・・
優勝争いが混戦になっても最後に優勝するのは鹿島・・
これって何でなんだろう?と一時期真剣に考えたことがありました。
自分の中で整理した答えは以下3点です。

1,継続してシンプルな戦術と個性を生かすカルチャー
一時期のイレギュラーはあれど、
一貫してシステムは4-4-2を採用している鹿島アントラーズ
CB/SB/ボランチ/OMF/2トップがそれぞれ対になっているので、
その中でバランスを取っていけばチーム全体のバランスも取りやすいという特徴があります。
いわゆる可変システムみたいなものでもないですし、
革新的な戦術導入も一切なかったので、
常に戦術はシンプルで、メリットとしては選手に迷いがない点が挙げられます。
戦術を理解するとか適応するとか、そういうプロセスが不要で、
ある意味では、チーム戦術が何も解決してくれないので、
個人が頑張って解決するしかないとも言えます。
だからこそ日本代表を多数輩出してきた歴史があるとも言えるでしょう。
戦術的な縛りをシンプルにして選手個々を成長させる、個を生かす、これが鹿島アントラーズです。


2,伝統が受け継がれている
「結果として勝利を手にしているのが鹿島アントラーズ
こういうイメージを持つJリーグサポーターは多いのではないでしょうか。
その背景に「ジーコ・スピリット」があることは、多くの人が知るところです。
ここを深堀すると長くなりますが、
ジーコ・スピリット=勝利のメンタリズムと捉えていただければと思います。
Jリーグ発足前の1991年、鹿島アントラーズの前身・住友金属時代に世界的スーパースターであったジーコ氏が加入。
いわばアマチュアのチームに対して、
前述のジーコ・スピリットを徹底的に植え付けていきました。
結果、現在に至るまで1993年ファーストステージ優勝を皮切りに19冠。
クラブとして何度もタイトルを獲ってきたので、
クラブ全体として勝つためにどうすればいいかを知っており、
そしてそれが伝統として受け継がれ続けている点が鹿島アントラーズ鹿島アントラーズたる所以です。
“鹿島る”というキーワードは、
Jリーグファンなら誰もが知るところだ思いますが、
あれこそまさに伝統受け継ぎの証ですよね。


3,スカウトの腕
伝説のスカウトとしてお馴染みの椎本邦一氏の存在は鹿島アントラーズを語るうえで外せない要素だと考えてます。
高卒・大卒合わせて実に47人を鹿島アントラーズに招聘し、
そのうちなんと16人がA代表へ招集されてきた実績があります。
2018年ロシアW杯で主力として活躍した大迫勇也選手、柴崎岳選手、昌子源選手も椎本邦一氏のスカウト実績ですし、
同代表だった植田直通選手もそうです。
歴代でいえば内田篤人氏、岩政大樹氏、小笠原満男氏、中田浩二氏、柳沢敦氏なども椎本邦一氏のスカウト実績なのです。
この椎本邦一氏、映像だけで選手の価値を判断しないそうで、
必ず試合会場まで足を運び自分の眼で選手を見るポリシーがあるようです。
他のクラブのスカウトが「良い選手がいる」と言っても、
実際自分の眼でみると「そうでもない」ことも多くあるそうです。
いくら1と2のような土台があっても、
そこにフィットする選手を獲り続けることができなければ元も子もないため、
そういう意味では鹿島アンドラーズの常勝を語るうえで、
スカウトの腕は欠かせない要素であると言えますね。


以上です。
ちなみにこの1~3、完全にビジネスシーンのチームビルディングでも再現性があります。
実際、自分はこれまでビジネスシーンで率いてきたチーム全てで、
「常勝」という言葉を明確に使い、鹿島アントラーズメソッドを駆使してきました。
スポーツと違い、ビジネスシーンでは明確な勝敗が分かりにくいものの、
結果、これまで率いたチームは約10年離職率0%で、
且つ全てミッション完遂&予算突破を果たしてきました。
いわば「常勝」と言ってもよいかなと思います。

チームビルディングでお悩みのマネジメント層の皆様、
ぜひ鹿島アントラーズメソッドを参考にしてみてはいかがでしょう?
必ず学ぶべきポイントがあるはずです。

・・・水戸駅の話題や加盟前最終面談の話題にほぼ触れませんでしたが、
長くなってしまったので今回はここで締めます(笑)
ではまた。
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