「青色申告」や「白色申告」
単語は聞いたことがあるけれど、
実際に自ら個人事業主あるいはオーナー社長として独立された経験がないと、
なかなか意味や意義を正確に把握する機会はないのではないでしょうか。
今後、世の中的にも独立開業者は増加の一途だと思いますし、
何より当ブログはありがたいことに、
フランチャイズ業界関係者やFC本部の皆様だけでなく、
現在フランチャイズ加盟を検討されている皆様にも徐々にお読みいただけるようになってきましたから、
初めて独立をするという方に対して、今回は「青色申告」を取り上げたいと思います。
参考にさせていただいたのは以下3つのコンテンツです。
国税局/No.2070 青色申告制度
No.2070 青色申告制度｜国税庁
税理士YouTuberチャンネル!!ヒロ税理士/青色申告って何ですか？今年からは電子申告とセットでするのがオススメ！65万円の控除を受けて節税が出来ます！/2020年12月19日
3分33秒～
法人/個人の青色申告と白色申告の違い、それぞれのメリット・デメリットとは
法人/個人の青色申告と白色申告の違い、それぞれのメリット・デメリットとは | 起業・創業・資金調達の創業手帳
青色申告とは・・・
一定水準の記帳をし、その記帳に基づいて正しい申告をする人については、所得金額の計算などについて有利な取扱いが受けられる青色申告の制度があります。
青色申告をすることができる人は、 不動産所得、事業所得、山林所得のある人のことを指します。
(要は真面目に帳簿を付けたら税金が少し安くなるということです)
次に青色申告の主なメリットを以下に纏めました。
1,青色申告特別控除
→生計同一の親族への給与が経費になる！
※個人事業主の場合
2,青色事業専従者給与
→10万or65万or55万が経費のような形で控除してもらえる！
3,純損失の繰越しと繰戻し
→個人事業主の場合、その年に生じた赤字を翌年以後、3年間繰り越すことができる！
→法人の場合、その年に生じた赤字を翌年以後、9年間繰り越すことができる！
そしていずれも翌年以降黒字になった場合には、これらを相殺することができます。
次に青色申告と白色申告の比較で、どちらにどんなメリットがあるかという点ですが、
白色だと帳簿の手間は省けるという点が挙げられますが、
それでも全く何もやらなくてよいわけではないですし、
また、青色申告の65万（電子申告用件等を満たせないと55万）控除のハードルはせいぜいPL/損益計算書とBS/貸借対照表くらいで、
これは経営者として成功したいならマストで必ず把握する必要がありますから、
そのうえで控除を受けられる青色申告一択かなと個人的には感じます。
税務関連に詳しい方、オーナー社長として会社を経営されている皆様にとっては、
初歩の初歩という内容だったと思いますが、
それ以外の皆様にとっては前述の内容も把握していなかった（厳密には把握する必要がなかった）という方も多いのではないでしょうか。
自分はフランチャイザー中枢歴が長く、
多数の初めて独立されるオーナーの皆様と仕事をする機会が多かったので、
ある程度は理解していたつもりでした。
ですが、今回の記事を執筆するにあたり改めて調べてみて、
税が絡むものは定期的に法改正が実施されますし、
都度知見をアップデートできるようにアンテナを張っておく必要があるなと感じました。
ちなみに前述で紹介した「税理士YouTuberチャンネル!! / ヒロ税理士」
この先生のチャンネルは、税務関連の学習コンテンツとして最高です。
軽妙なトークとキャラクター要素から何回も見たいと感じますし、
何より難解な内容を要約して伝えていく構成力が抜群です。
これから起業される方、あるいは税務関連を勉強したい方はぜひオススメです。
ではまた。
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株式会社フリグマ（Flegma,Inc.）代表取締役
フランチャイズオーガナイザー主宰
佐々木翔（sho sasaki）
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