昨日の「相槌の技術」に続き、本日は「質問の技術」について記していきます。
FCオーナー参加のオンラインMTGで、
自分が出しゃばってしまった・・みたいな話を先日記しましたが、
人材マネジメントに関するオンラインMTG - フランチャイズオーガナイザーのブログ
これを違う側面で捉えると、
(けして自分をよく見せたい意図ではなく)自分にはどうしても質問しなければならないポイントが明確に見えていた、ということになります。
無意味な質問なら意味がないですし、むしろマイナスな印象を与えかねないですが、
意味のある質問は、そのMTGに参加している全員にとって気付きになるかもしれませんし、
話の方向性が尖り、そこから一気に企画やビジネスに繋がる可能性だってあったりします。
こういった背景から、質問の技術を持つことは得しかないと感じるので、
今回は質問の技術について記していきます。
ちなみに、そもそも「技術」とは物事を巧みに能率的に行う技を指します。
これを踏まえ、質問の「技術」を向上させるには「これさえ押さえておけばいい」という要素を5つ纏めました。
1, 認識の齟齬がないか質問
2, 背景を質問
3, 見解を質問
4, チャンクダウンを意図した質問
5, チャンクアップを意図した質問
1, 認識の齟齬がないか質問
→相手が何か話をしてくださった後、
こちらの認識と相手の主訴に齟齬があっては、
そのコミュニケーションが無価値になってしまいます。
そのため、時折こちらの認識が合っているか質問を挟んでみましょう。
例「今のお話を聞いて、私はこういう風に感じたのですが、認識合ってますか?」
2, 背景を質問
→相手が何か考えを述べた場合、
なぜその考えに至ったのか?理由や背景を聞いてみましょう。
例)「そのフランチャイズに対する考えは素晴らしいですね。なぜそのような考えに至ったのですか?」
ちなみにこの質問技術は、アナタがマネジメント層の場合、
部下のことをイマイチ把握出来ていないと感じる際にも効果的です。
考え方の根源が理解できてくるので、そこをどう変化させていくか明確になりますからね。
3, 見解を質問
→2と少し類似しますが、
2がその方が話をしてくださった内容に対して背景を聞くのに対して、
この3に関しては、題材はこちらが提供し、
その題材について見解を聞くという性質です。
例)「今のお話に付随した要素でいうと、●●のニュースについてはどう思われますか?」
相手とすれば突如として受けた質問なので、
そういう質問に対する回答で、
着飾ってない素の考えが汲み取りやすいですし、何より唐突な質問に対しての回答なので、頭の回転速度やアンテナの広さなども把握できたりするメリットもあるので、
相手を見極める必要のある面接などのシチュエーションでオススメです。
4, チャンクダウンを意図した質問
→世の中の方々、大半の皆さんは実は具体的に話をすることを苦手としています。
苦手意識が無くとも苦手という方が非常に多いんです。
そのため、こちらが具体的に話を展開させていくように導ける技術を持っておくと、
数多くの方とのコミュニケーションが円滑になります。
コツはアナタの話に興味があるからと大義名分を付言することです。
例)「先ほどフランチャイズは今後の日本にとって重要というお言葉があり、
興味があるので具体的に教えていただけませんか?」
5, チャンクアップを意図した質問
→矛盾するようで恐縮ですが、
4で具体的なことを拾っていくと、
「木を見て森を見ず」状態になり、お互いに視野が狭い議論になっていきます。
そのため、4の質問で具体例を抽出した後は、
そのままで話を終えずに、改めて大局的な視点で質問をして話を終えると場がスムーズな着地となります。
例)「つまり●●ということですね?」
例)「最後に改めて今後の目標をお聞かせいただけないでしょうか?」
以上です。
昨日の「相槌」本日の「質問」それぞれ技術的側面から解説してみました。
正直、相槌と質問の技術があれば、
ビジネスシーンで誰とでもコミュニケーションが可能です。
同世代や共通の話題がある方としかコミュニケーションが取れないとお悩みのビジネスパーソンの皆様、
ぜひ「相槌の技術」「質問の技術」これらを実践あるいは向上に取り組んでみてください。
得しかないこと保証します。笑
ではまた。
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