フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

サッカー(フランチャイズ)を知らないのに指揮を執ってはいけない

これが公開される頃からすると、もう約1ヶ月前になりますが、
2021年東京五輪・サッカー五輪代表がメダル獲得ならず、4位という結果になりました。
2012年ロンドン五輪と同じ結果でした。

3位決定戦・試合終了後の久保建英選手の涙、吉田麻也選手のキャプテンシーには心が震えましたし、
個人的には試合中に映像よりも、前述のその場面を何回も繰り返しで見ました。
こういう五輪やW杯のように期間限定チームの最後というのは、二度と同じメンバーで同じ目標に向かうことが出来ないわけで、
いかなる着地でも切ないものですが、
とはいえ、今回に関してはこの4位という結果での解散は、
選手の質と覚悟が備わっていたチームであっただけに、どうもスッキリしないという所感です。

サッカー日本代表を人生軸の1つと捉える者としては、
なぜ準決勝や3決で勝てなかったのか?その疑問を解消するために、
あらゆるサッカー解説者の動画を見たり、メディアの記事を読みあさってきました。
その中で最も個人的に腑に落ちたのが、
ボランチとして6試合全てに出場を果たした田中碧選手の言葉です。
「文化なのか分からないですけれど、(日本が)サッカーを知らなすぎるというか……。
彼らはサッカーをしているけれど、僕らは1対1をし続けているように感じるし、それが大きな差になっているのかなと感じている。」
U-24日本代表MF田中碧が実感した“11人対11人”で勝つという意味/東京オリンピック | Goal.com

自分達がサッカーを知らなさ過ぎる・・これ深い言葉ですし、
実際にピッチでゲームをコントロールするタスクの田中選手だからこその所感でしょう。
要は大局観の差。的確だと思います。

これについて具体的且つ専門的なところはサッカーのプロの皆様にお任せし、
自分がイチサッカーファンとして唱えたいのは、
監督やコーチ陣営は少なくとも前述の定義でいうところの「サッカーを知っていなければならない」と思いますし、
真剣勝負の国際大会で、なぜ選手にサッカーを落とし込めなかったのか?
これが疑問でしかないです。

もし自分が監督で、ああいう敗れ方をした後に、
中核の選手から「(日本が)サッカーを知らな過ぎる」という所感を述べられたら、
100%自分の責任だと感じます。他に誰のせいですか?と、100%自責です。

監督がサッカーを知らない、あるいは仮にサッカーを知っていてもどう選手に落とし込んだたらいいか分からない・・
もしそうならば、極論スタメン11人がヨーロッパ4大リーグでレギュラーを張っても、
五輪やW杯のような真剣勝負で、日本代表がいつまでも勝つことが出来ないという想像しかできません。

日本人監督もどんどん海外で指揮を執り、活躍していき、
サッカーを知っていかないと、
この先10年くらい、何回も久保選手の悔し涙を見ることになるでしょう。
そんな未来はファンとしてまっぴらごめんです。

・・という事を書いていて、フランチャイズにもリンクするなと思ったことがあります。
それはFC本部の経営陣に「フランチャイズを知っている」人間がいるかどうか、です。
何かの業種、例えば分かりやすくコンビニにしましょう。
この場合、FC本部の経営陣が、
コンビニという業態においてはプロフェッショナルで、
あらゆる想定に対処できる引き出しを持っている・・
いわば「コンビニは知っている」ケースが殆どでしょう。

ではフランチャイズ側面ではどうでしょう?
フランチャイズを知っている」経営陣がいるでしょうか?
実際はここが盲点で「フランチャイズを知らない」方々が、
とりあえずフランチャイズ化をしたりするので、
悪質なFC本部が次々誕生してしまってきたのだと思ってます。
当人達は悪気が無くても、フランチャイズを知らな過ぎて、結果的に悪質FC本部になってしまうのです。
それが積み重なり、フランチャイズ業界のイメージが悪くなっていったのです。

これからフランチャイズ化を検討している皆様、
健全にフランチャイズ展開をしたいのであれば、
内部あるいは外部(業務委託/コンサル/アドバイザリー)でも構わないので、
フランチャイズを知っている」人に必ず関与してもらいましょう。
人選はフランチャイズのプロであると尚良しです。
フランチャイズのプロ - フランチャイズオーガナイザーのブログ

仮に依頼を躊躇する場合は、せめてフランチャイズの勉強をしましょう。勉強を続けましょう。
正しくフランチャイズを操縦しなければ、訴訟リスクも大きく、拡大失敗のケースは多々ありますし、
何より多数の加盟オーナーの人生にも影響を与えるため、軽率にフランチャイズ本部を立ち上げてはなりません。

色々内容が脱線しましたが、
サッカーを知らないのに監督として指揮を執る・・
フランチャイズを知らないのにFC本部の指揮を執る・・
これは非常に罪深いことだなと感じた次第です。

自分も現状に満足せず、さらにフランチャイズの様々な事例や戦術を学び、
情報を整理して、常に適切で時流に沿ったフランチャイズオーガナイズが実施できるように気を引き締めていく所存です。
ではまた。

サッカー監督・フランチャイズコンサル
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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