フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

解説するスキルを身に付けよう①

当ブログで過去に2回ほど「解説」の重要性を説きました。

10年間離職率0%を実現できた「解説」という概念の重要性
10年間離職率0%を実現できた「解説」という概念の重要性 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

日本サッカーを強くしたいと考える全ての方への推奨書籍
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自分はサッカー解説者・戸田和幸氏(元日本代表のファイター系ボランチ)の大ファンで、
この方の語り口やサッカーの事象を言語化する能力が素晴らしく、
重要な打ち合わせや商談の前などは戸田さんの解説動画を見るようにしてます。

www.youtube.com

変なビジネス系動画を見るより、戸田さんの解説動画の方が言語化や分析を深堀するうえでのヒントをもらえます。これは本当に。

ここ最近周囲で起きたトラブルなどを客観視して、
改めて解説の重要性を伝えなければと感じることが多かったので、
上手に解説、解いて説くには具体的にどんなことを意識するべきか、
今回はこれを纏めていきます。
上手な解説に必要なのはたった3つの要素だけです。

1,主観と解説を分けること
2,具体的であること
3,言語化を諦めないこと

1,主観と解説を分けること
→ここでつまづく方が結構多いと思います。
例えばサッカー解説者でよくあるのが、
●●選手がシュートを打てたのにパスを選択した、という場面で、
「シュートを打っても良かったと思いますけどね~!」という発言。
これは主観です。解説ではないです。

「●●選手がパスを選択した理由は、相手DFが視界に入り、
より確率の高いと判断した味方にシュートを打ってもらうべく、パスを選択したということでしょうね。
背景としては似たような場面が10分前にもあり、その際はシュートを狙ったので、
相手DFもシュートを警戒していた、ということも頭にはあったのでしょう。
また、身体の向き、アングル的にも足を思い切り振れる状況ではなかったということも考えられますね。」
これが解説です。

主観を述べるのは悪いことではないですが、
解説をした後に、「これは主観になりますが」と前置きをしたうえで、
主観を述べると相手も情報が整理されていくのでオススメです。

2,具体的であること
解説する力を身に付けるにあたり、
NGなのが抽象的であることです。
例えば先月のサッカー五輪代表の所感を述べられた際、
「チームワークがよく、一生懸命走る、最後まであきらめない素晴らしいチームでした。」
という所感と、
「活動時間が長かったので、キャプテン吉田選手を筆頭にコミュニケーションの中で連携を取る時間も多く、
この場面ではボール保持、この場面では引いてカウンター、という風に、状況に応じたチーム内の意思統一が明確だった点が素晴らしかったです。
また、猛暑の中、フィジカルコンディションの維持も徹底できており、結果として走行距離数も相手を上回っており、
且つビハインドの場面でも、選手同士の声がけやコーチングは途絶えていなかったので、
チームとして1つの集合体としての精度は高かったですね。」
どちらが説得力が感じられますか?
明らか後者ですよね?
解いて説く、これが解説ですから、
いかに具体的であるかが重要です。
これが意外と出来ない方が多いです。
なぜなら具体的に解説しようと思ったら、
手を抜けないと言いますか、
しっかりと事象を追って分析しないとならないですからね。

3,言語化を諦めないこと
この手の話をすると、
「言葉が出てこないから無理」
ボキャブラリーが乏しいから無理」
みたいな無理要素を述べる方がいます。
ですが、言語化こそ訓練可能です。
常に活字に触れるように努めたり、書籍の中のフレーズやボキャブラリー豊富な方とのコミュニケーションの中で、
「良い表現!」と感じたらすぐにパクることです。笑
その仕入れたばかりの魅力的なフレーズを使っていくと、
いつしか自然と自身のボキャブラリーになっていきます。
この連続で言語化の武器が増えていきます。

以上です。
解説のスキルを持つと、
相手の理解力への依存度が一気に減少されるので、
いわゆるコミュニケーション齟齬が減少します。

これまでコミュニケーションでの事故が多いという方は、
ぜひ解説のスキルを身に付けましょう。

相手の理解度が乏しいのではなく、アナタの解説スキルが乏しいのかもしれません。

さて明日はこの流れで、フランチャイズ業界の名解説者について触れます。
ではまた。

解説・フランチャイズ

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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役
フランチャイズオーガナイザー主宰
佐々木翔(sho sasaki)
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