フランチャイズオーガナイザーのブログ

フランチャイズをオーガナイズする仕事をしております。立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗、4年で150店舗を実現。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして「フランチャイズ業界健全化→地方創生→日本経済活性化に貢献」このためにブログを綴っております。

考察シリーズvol.6「ふろいち」③

前回のふろいち考察では、
住宅リフォーム需要と、且つその部位別(水まわり)やお風呂リフォームのニーズと競合の少なさを理解できましたね。
大手が参入してこない「隙間」ですし、顧客視点でも価格優位性が存在しますし、
浸透すれば商売として十分な期待が持てる根拠です。

続いて今回は加盟オーナー視点での収益面、これを考察していきます。
参考にさせていただいたのは以下2つの記事。

ふろいちの収益モデル・開業資金について
ふろいち|収益モデル|開業資金|募集要項|契約タイプ|募集エリア

ふろいち(顧客向け)施工料金
施工料金|金額|ふろいち|浴室|施設浴室|キッチン|洗面所|フローリング

【諸々シミュレーション】
上記から現実的な収支を割り出していきます。

まず開業資金についてですが、
F1~F5までプランがあるようです。以下に纏めました。

◆F1・正規加盟店型(ふろいち加盟認定店)
=加盟金/研修5日費用/機材計284.9万(税込)/ロイヤリティ4.9万(税込)

◆F2・正規加盟店型(ふろいち加盟認定店&おふろのプロ加盟認定店←本部が集客代行)
=加盟金/研修5日費用/機材計284.9万(税込)/ロイヤリティ4.9万(税込)

◆F3・準加盟店型(ふろいち加盟店)
=加盟金/研修5日費用/機材計205.7万(税込)/ロイヤリティ6.6万(税込)
※このプランでの機材では、ふろいち全般の施工メニューに対応出来る機材ではない

◆F4・独立支援型(基本25歳以下対象)=一旦本部の契約社員として働き、その後のれん分け検討
=のれん分け後ロイヤリティ4.9万(税込)

◆F5・法人多角事業型
=加盟金/研修4日費用/機材計396万(税込)/ロイヤリティ8.8万(税込)

色々なプランがありますが、
最もシンプルにF1の1人開業で想定していきます。
モデルには2つ並んでます。

ふろいち収益モデル

郊外型のほうが売上が高いモデルになっているので、
FC本部としては郊外推奨なのでしょうかね?
いずれにせよ、一旦ここでは売上が低いほうをもとに現実的なシミュレーションをしていきます。

売上102万
→週2日休み、稼働22日想定で102万/22=単日売上4.6万。これが単純計算です。

ここからリアルを探っていきましょう。
施工料金ページの事例(浴室のみ抜粋)の単純平均単価は14.6万。
多少の値引交渉などもあるでしょうから、
7掛けくらいで見て単価は10.2万。
工期が殆ど2日と表記があったので、単日単価としてはだと5.1万。
先ほどの単純計算(単日売上4.6万)とギャップがありますね。
大前提、日々途切れず浴室案件の依頼が舞い込むものなのでしょうか?1日で2件も3件もはしご出来るのでしょうか?
想像が難しかったので、1ヶ月の浴室案件(単価10.2万)を5件と捉え、
それを2日間で実施する想定で10営業日で51万。

施工料金ページを見ると、
浴室以外の水まわり、トイレやキッチンの料金も結構掲載されていたので、
そっちのニーズの方が現状多いのかもしれません。
(ホテル以外)トイレやキッチンの事例平均単価は6.1万。
こっちは殆どが工期1日で終わりそうなので、
前述の浴室案件以外の稼働12営業日を全てトイレやキッチンをこなせれば、6.1万×12=73.2万。

浴室案件10営業日51万+トイレ&キッチン案件12営業日73.2万=124.2万
おー何か結構良い数字になっちゃいました。笑
郊外型の売上高いほうのモデルはこういうケースなのでしょうね。

ですが、ここはあえてもう少しシビアに捉えて再度シミュレーションしてみます。
お風呂リフォーム関連のSEOから推察し、浴室の仕事よりも他の水まわり案件がさらに多い想定で進めてみます。
浴室案件は月に3件、これで6営業日で30.6万。
そしてトイレやキッチンの事例平均単価6.1万も7掛けで見て4.2万とし、
浴室案件以外の16営業日はそれらをこなした場合、
4.2万×16営業日=67.2万。

浴室案件6営業日30.6万+トイレ&キッチン案件16営業日67.2万=97.8万

・・・ん~スタートからこういう方もいるとは思いますが、
ここはさらにシビアに捉え、水まわり案件も最初は受注に苦労するのでは?と考えます。

「FC本部がエリア近隣の関係業者をピックアップして全力でサポート。
希望エリアに応じて本部案件紹介や顧客リスト提供」
このようなことも書いていましたが、
つまり情報はいただけるけれど、営業は自分自身が実施とも捉えられるので、
営業力に自信がないオーナーは、最初から22営業日フル稼働とはいかないかもしれないですね。

浴室案件3件/6営業日30.6万+トイレ&キッチン案件7件/7営業日29.4万=売上60万

ズバリこのくらいの想定が現実的な気がします。
利益率は67%くらいとのことで、
経費内訳を見てもここはさほど差異が無さそうなのでそのまま当てはめ、
売上60万×67%=月収40.2万
※ちなみにページ内に粗利益率という表現がありましたが、内容を見ると、原価と販管費が混同されていたので、正しくは粗利益率ではなく営業利益率ですね

稼働初月はこのくらい(月収約40万)の想定がよろしいかと思います。
ただ悲観する必要はなく、おそらく最初はトイレやキッチン案件の方が受注しやすいと思うので、
そこでお客様に喜んでいただき、自身を売り、次に(単価の高い)浴室の依頼を受注する・・
この一連が上手くハマっていけば、
2~3年後に売上100万~150万は射程圏内かもしれません。
売上150万作れれば月収100万です。1人親方としては魅力的な数字ですね。
とはいえ繰り返しますが、
オーナーの営業力が水準以上ある事が前提での数字ということと、
且つエール工法含め、ふろいちの技術追求に情熱が伴わないと、売上は伸びることは無いと思います。


ふろいち考察③における3つのポイント
1, 粗利率は収益モデルと差異はないと推定
2, 開業初月からしばらくは売上およそ60万想定がベター
3, トイレやキッチン案件で顧客の信頼を獲得し続け、そこからの派生で浴室案件受注をいただくのが理想


以上です。
今回の考察では最もシンプルなF1プランでの想定をしましたが、
F2プランでは「ふろいち認定店」と共に「おふろのプロ認定店」の称号も活用でき、
その「おフロのプロ」に関しては本部が集客代行をするという文言もあったので、
F2だと上記のシミュレーションとはまた違った数字になるでしょう。

F3が最も安価で開業可能ですが、
メニューを全てカバーできる機材ではないようなので、
その分、売上も下がるわけなので推奨しません。

また、F4でのれん分けプランを用意しているのも面白いなと感じました。
個人的には先月から学び始めたのでタイムリーでした。笑
フランチャイズ研究会「のれん分け」のプロ・髙木悠先生 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

F5の法人プランに関しては、
加盟金やロイヤリティの妥当性は、
商圏概念やふろいちライセンスを付与いただける人数によって判断可能かと感じます。
webサイト上の情報だけでは判断が難しいですね。

さあ今回の考察で、ふろいちの収益性を理解いただけたと思います。
次回はふろいちのフランチャイズ側面を考察したうえで締めくくりたいと思います。
ではまた。
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