フランチャイズオーガナイザーのブログ

フランチャイズをオーガナイズする仕事をしております。立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗、4年で150店舗を実現。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして「フランチャイズ業界健全化→地方創生→日本経済活性化に貢献」このためにブログを綴っております。

フランチャイズ戦術シリーズvol.5「商圏の概念を差別化する店舗開発」

さあ、やってきましたフランチャイズ戦術シリーズです。
バックナンバーは以下をどうぞ。
フランチャイズ戦術シリーズvol.1「ターンキー制度」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ
フランチャイズ戦術シリーズvol.2「MO制度」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ
フランチャイズ戦術シリーズvol.3「営業しない加盟開発」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ
フランチャイズ戦術シリーズvol.4「オープンアカウント」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

今回は「商圏の概念を差別化する店舗開発」この戦術について触れます。
どこのFC本部の話でしょう??

・・・これ実は自分が現在率いるFC本部の話です。笑
そのため、大変恐縮なのですが屋号を控えた状態での解説となること、何とぞ御了承くださいませ。

ちょこちょこ当ブログでも触れていますが、
自分が現在のFC本部を立ち上げた際、
この業種のフランチャイズ市場は既にレッドオーシャンでした。
フランチャイズ化はどんな業種だって可能~秀逸なビジネスモデルも必要ない~ - フランチャイズオーガナイザーのブログ
その中でどのように何を工夫したフランチャイズオーガナイズで3年で100店舗を実現できたのか?
幾つかありますが、その1つの要素が「商圏の概念を差別化する店舗開発」戦術でした。
レッドオーシャンでも勝機を見出すことは可能です。
レッドオーシャンだから勝負を避けようというのは、ただの機会損失になる安易な発想です。勿体ない。

まず自分が実施したのは、同業FCの特徴や何を強みとしてどんな思考をしているか?ということでした。
ずっと分析していると、店舗開発においてある傾向が見えてきました。
同業FC全体的に立地に偏りがあったのです。

その殆どがいわゆる一等地でした。
それはどの商売をやるにも一等地が良いに決まってますが、デメリットは当然に家賃が高いですね。
ここに何か突破口を見出せないか?FC本部構築期間(約2ヶ月)の段階からずっと考えてました。

レッドオーシャンとはいえ、同業FCが商圏として見なしていないエリアがまだその時点で日本全国各地には多数あったため、
そこを我々が商圏として成立させることが出来れば勝算しかないと考えました。

ただ「そこ」を指す地域というのは、いわゆる二等地や人口が少ないエリアです。
二等地や人口が少ないエリアでは商売が成立しないという判断で、
同業FCも出店していなかったんです。そりゃそうですよね。

ヒントになったのは自分がFC本部を立ち上げる以前に存在していた直営5店舗のうちの1店舗。
これが商業施設の中の店舗でした。
立地としては前述のような同業が商圏として見なしていなかったエリア。
それなのに生産性は及第点以上・・・
これは面白そうだと感じ、店舗開発担当と方向性を擦り合わせました。
ここでネックになったのは、
商業施設は個人オーナーだと簡単に物件契約できないのでは?という点と、
商業施設内も駅前一等地同様に家賃相場が高いのでは?という点でした。
ですが、この2つの要素は人脈要素と少しのギミックで突破できることを検証し、
「同業が商圏として見なしていなかったエリアでも、
商圏として成立させることができるかもしれない」という仮説を立てました。

そこから色々な実験と検証を続けた結果、
物件の選定さえ誤らなければ可能と判断しました。

この店舗開発における戦術「商圏の概念を差別化」これが見事に奏功し、
(当然に他の勝因は幾つもあるものの)FC加盟募集開始から3年で100店舗を実現できました。

これに関しては現在率いるフランチャイズの業種だから実現したものではなく、
どの業種でも店舗型ビジネスであれば再現性があると考えてます。
競合が乱立する業種でも、冷静に現在の競合立地を分析し、
独自の店舗開発戦術というのは導き出せると思ってます。

店舗型ビジネスのFC本部の皆様、ぜひ改めて思案してみましょう。

いつだかの「がっちりマンデー」でQBハウスの店舗開発について特集がありましたが、
まさにああいうことです。
2009年10月4日(過去の放送内容):がっちりマンデー!!|TBSテレビ

重要なことはどんな市場でどんな状況であろうが、戦う術=戦術を捻出し、方向性を定めることです。
これによりFC本部メンバーのベクトルも定まり、
そしてその戦術に共感いただけるオーナーが1人2人~と自然に加盟が決まっていくものです。

実際、現在率いるフランチャイズにおいて「加盟の決め手」のアンケート結果では、
約3割のオーナーが「店舗開発戦術が面白いと思ったから」や「店舗開発の戦術に共感したため」などの要素を挙げてくれています。
こうした内容が加盟の決め手で挙がってくるというのは、オーナーの質が高い証ですね。
ではまた。
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