フランチャイズオーガナイザーのブログ

フランチャイズをオーガナイズする仕事をしております。立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗、4年で150店舗を実現。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして「フランチャイズ業界健全化→地方創生→日本経済活性化に貢献」このためにブログを綴っております。

フランチャイズは文化を作るパワーがある

文化って商売において強力な武器ですね。
例えば映画館に行ったらポップコーンを食べる・・なぜ?
これの理由をパッと論理的に説明できる方いらっしゃいますか?
映画館とポップコーン、冷静に考えると因果がないように思いますよね。
一言で言えば「そういう文化」ですよね。
ポップコーンに関しては、アメリカのそういう文化が日本でも根付いたということですね。
ちなみに詳細の理由は以下の通りです。
映画館にポップコーンがある理由とは?【ポップコーンと映画館の関係の歴史】 | ポップコーンパパ!ブランドサイト
映画館ではポップコーンという文化が根付いているので、
言わずもがな映画館の併設店でポップコーンを販売すれば一定の売上が見込めます。

誕生日のケーキもそうです。なぜ誕生日にケーキを食べるのでしょう?
物心ついた時からそういうもの(文化)だったと答える方が殆どでしょう。
節分の豆まきも、年越しそばも文化です。
季節もので言えば、各文化のその時期のその商品というのは売上が例月以上に期待できますから、
文化は商売において、やはり強力な武器ですね。
商売人であれば一度は「文化」を意識したことがあるのではないでしょうか。

そしてこの「文化」の凄いところは、
文化が根付いて以降というのは、
何の疑問も抱かず、そういうものだと大多数の人々が対象物を消費していく点です。
当たり前に誕生日にはケーキを買うでしょうし、節分には豆を買いますよね。

ではどうやって文化というのは生まれるのでしょうか?
先ほどのポップコーンの例のように、
戦争で砂糖がなかなか手に入らなくなって、塩味やバターが主流だったポップコーンが多数の人に食べられるようになった・・
いわば消去法的に文化が根付くケースが1つ。
あるいは意図的に誰かが発案して行動した結果、文化として根付いていったというケースもあります。
例えば、自分はたまたま「宇都宮を餃子の街」に昇華して町おこしを企てた方と知り合いで、
企画当初当時の話を伺ったことがあるのですが、
ニラの年間生産量やそもそも既に宇都宮市の餃子購入額が日本一で、
それに着目した方がPR材料として使おうと決断したのが背景です。
そこから観光協会が市内のギョーザマップを作ったり、宇都宮餃子会を発足するなどし、
今では誰もが宇都宮と言えば餃子と浮かびますよね。
つまり文化というのは、マーケティングとプロモーション次第で意図的に作ることも出来るということです。

これに付随する内容として、
フランチャイズチャンネルでクリスマスにチキンを食べるという文化の発端について、
素敵なエピソードが語られています。

マック・ケンタのハッタリ勝負!逆境を力に変えるDNA!!|フランチャイズ相談所 vol.1466
10分1秒~11分25秒まで御覧ください。

www.youtube.com1人の宣伝担当がクリスマスにチキンを食べる文化を作るって凄まじいことで、
且つロマンがありますよね。

フランチャイズ×文化で言えば、
フトン巻きのジローさんは布団洗いを文化にしようと戦い続けておられますね!
「布団洗いを文化に」 IT社長が沖縄で挑む〝洗濯〟 ランドリー「フトン巻きのジロー」 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト
布団は干すにではなく洗う、これを文化にするためには、
どこまでいっても店舗数が重要です。
日本全国に店舗がないと体験が生まれないですから、体験をしてもらう数を増やさない限り、新たな文化が根付くことは考えにくいですよね。
そしてその店舗数拡大の戦略として有効になってくるのが、フランチャイズなのです。

前述のケンタッキーのように、
フランチャイズというのは時として新たな文化を作るパワーを持っており、
社会的意義を持ったスキームだな~と改めて実感してます。

フランチャイズの使い手として、
「FC本部のみならず文化を作りたいので支援をお願いします!」と依頼を受けたら、
こんなにやり甲斐のあることはないですね~。

自分はフランチャイズ化の最低条件として、
収益性・再現性・理念この3軸を掲げていますが、
この3軸があって、フランチャイズ化して広がった先に、新たな文化を作ることにも繋がるフランチャイズ・・というのは素晴らし過ぎます。
そんな素敵な野心がある方からの御連絡、いつでも大歓迎です。

ちなみに余談ですが、最近のフランチャイズ化の御相談において、
先ほど述べた収益性・再現性・理念の3軸の中で理念がない方が非常に多いです。
お金持ちになりたいからFC本部作りたいという発想の方がやや多くて、少し切ない気持ちになります。
たしかにある意味では、FC本部立ち上げ側も夢を持てないとフランチャイズ業界の発展に繋がらないので、そこの側面だけで見ればよいのですが・・・
理念なきFC本部の立ち上げ相談に対して、自分が持つ違和感を言語化すると、
FC本部を立ち上げて、そこに人生を懸けて加盟されるオーナーのことをリアルに想像できていない
これに尽きると思います。

オーナーという属性の方々はどういう性質で、本部とはどういう距離感で、どういう関係性で、どのように一緒に仕事をしていくのか?
その実体験を持っていないと想像が難しいと思うので、それをこれからFC本部を立ち上げようという方々がイメージできないのは当然で仕方のないことです。
そのため、そういう相談者の方に対しては、オーナーが人生賭けて加盟してくることの(FC本部としての)重みを懇々と説くのですが、
自分がその重みや理念の重要性を説いている時点で、その方は(現時点では)FC本部の社長としての適性がやや乏しいということなんですよね。あくまで現時点では、ですが。

考察シリーズの「ふろいち」特集でも書きましたが、FC本部の社長のピュアな情熱に感化されて「この事業を自分の地元でもやりたい」という積み重ねが、フランチャイズのあるべき姿だったりしますからね。
本来は理念って作るものではなく気が付けばそこにあるものなのです。
ちょっとミスチルっぽくてすみません。笑

少し辛口になってしまいましたが、
特に理念はないし、文化を作ろうなんて大きなことは言えないが、
この事業やサービスをフランチャイズの力で純粋に世の中に広めたい!という方でも、まずは遠慮なくFCオーガナイザーまで御相談ください。
理念を穴埋めする方法はあると言えばありますし、
「ピュアな思いはしっかりあるが、本人がそれを理念と捉えていないだけ」というケースもあるので、そういうケースは論理的に整理し、一緒に理念を言語化します。

FC本部は多数のオーナーの人生を左右する責任と向き合う必要があるので、
邪な理由でのFC本部を立ち上げたいという相談には、自分のFCオーガナイズの力を使いたくないな~と露骨に思ってしまいますが、
ただただ不器用なだけで「理念」とかちょっと整理できていないです・・・という方は全く問題ないです。後方支援します。

終盤、文化の話から少し逸れましたが、
今回の記事でフランチャイズ展開におけるお金以外の要素の重要性や意義について、
少しでも御理解いただけたら幸いです。
ではまた。
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フランチャイズチャンネル・FCプロデューサー竹村