フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

【FC加盟検討者必見】ルールの向こう側の話

以前に「フランチャイズに加盟して上位2割の勝ち組オーナーになるには」という記事を執筆しました。
フランチャイズに加盟して上位2割の勝ち組オーナーになるには - フランチャイズオーガナイザーのブログ
5つ要素を挙げましたが、そのうち
2, フランチャイズ本部との人間関係を大事にする
4, ルールの範疇でとにかく新たなチャレンジを続ける
この2つの発展系とも言えるエピソードを思い出したので、今回はそれを書こうと思います。

現在自分が率いるフランチャイズは店舗型ビジネスで、店舗開発担当が2名おります。
契約書ベースの話で言えば、本部が物件をリサーチする義務はないのですが、
成功確率の最大化に向けて重要な要素でもあるので、
店舗開発担当がリサーチした物件を加盟オーナーに御紹介し、
加盟オーナーは自らも吟味しますが、最終的には紹介を受けた物件で出店をするケースが多いです。

これがいわば我々のフランチャイズにおけるスタンダードな段取りで、加盟開発担当も加盟後のフローとして、ここまでしか話しません。
そのため、大多数のオーナーは上記の流れで進行します。

一方、ほんの一部のオーナーはもう1つ工数がありました。
それは店舗開発から紹介を受け、オーナー自身も気に入った物件だが、
本当にこの物件でオープンしてもよいのか?の最終ジャッジをする前に、
FC本部責任者である自分にも現調依頼をしてくることです。

要はダブルチェック依頼です。
これルールやオペレーションの中には組み込んでいないですが、
かといってルール違反でもないですよね?ルールの向こう側みたいなイメージでしょうか。
本当に成功したい!そのためには立地は重要!
ならば本部長にも見てもらいたい!
ということです。なかなかここに着眼できる方、そして実際に自分に現調依頼してくるくらいの行動力があるオーナーは、これまでほんの一握りでした。
150店舗中でおよそ6店舗くらいですかね。
そしてこの6店舗は全て及第点以上の店舗になっています。自分の目は外さないです。

それであれば全ての物件をダブルチェックすればよいではないか?!と思われるかもしれませんが、
そのオペレーションにしてしまうと、
店舗開発担当の存在意義も薄まりますし、
シンプルに自分も全てのオープン前の物件を現調できるほどの時間の捻出は難しいため、
展開のスピードが遅くなってしまいます。
そのため自分も加盟前最終面談の際に、
「要望があれば自分も物件を現調しに行きますので!」とお伝えすることはけしてありません。

ただ前述のとおり、ルールの向こう側に辿り着き、
「本部長もこの候補物件を見ていただけないでしょうか?その所感で出店可否を判断したいのですが・・・」
とオーナーから依頼を受けたら、今まで断ったことはありません。
男気を大事にしているので、そういう誰かの勝負所のオファーって断りかたを知らないんです。笑

つまり何が言いたいかというと、
基本フランチャイズにはルールやオペレーションがあり、それに従うのが当然普通なのですが、
事業成功の可能性を最大化するために、何か出来ることは無いかとオーナー自身が真剣に考えて模索し、
何事も駄目元でもアプローチしてみることが重要だということです。
そんなルールの向こう側に辿り着くことも、上位2割の勝ち組オーナーになるための要素だと感じます。

これ普通に指示があった仕事だけをこなす会社員だったという方では、
なかなか身に付かない視点でありマインドでありスキルです。
実際、前述のように自分にダブルチェック依頼をしてきたオーナーは、
全員が元々既に事業を経営されていたオーナーでした。

何が何でも成功するんだ!という強い意志で、常に最良の結果を導くために思考をやめない、行動を続けること・・
この連続で自然とルールの向こう側に辿り着き、成功に近付くでしょう。
ではまた。
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ルールの向こう側