フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

フランチャイズ加盟募集開始から4年で150店舗突破とテリトリー制の話

ちょうど1年前の11月30日、以下記事のとおり「フランチャイズ加盟募集開始から3年で100店舗」これを実現しました。

悲願「フランチャイズ加盟募集開始から3年で100店舗」を本日実現

www.shosasakifranchisor.com

改めて内容を見返しましたが、
まず今のように0時の予約投稿では無かったっぽいので、
当日の出来事も記してあり、臨場感があって良いな~と。笑

さてさて、3年で100店舗を達成してから1年経った本日時点で、
我々のフランチャイズは154店舗となりました。
加盟募集開始から3年で100店舗、4年で150店舗を実現です。

これもひとえに全ての加盟オーナーの皆様、加盟店で働く従業員の皆様、
ならびにFC本部メンバーの日々の真摯な仕事のお陰です。
本当に感謝しております。

3年で100店舗を達成した後のこの1年は、意図してFC本部として変化を仕掛けました。
要素としては大きく以下4つ。

1,加盟前最終面談において審査基準を高めに設定
2,SVチームの組織化
3,web施策の強化
4,リーガル側面の強化

それぞれ具体的なことは書きませんが、
古巣FC本部時代(約30店舗時に入社→200店舗超え)の経験を踏まえ、100店舗以上のフェーズで必須と感じていたことで、
必要な人材、必要なオペレーションの変化、必要な意識改革を実施してきました。
1年間の店舗数純増54店舗としては、さほど勢いがあったわけではないですが、
それでも盤石に必要な整理をしながら、4年で150店舗を突破することができました。

来年の本日、すなわち加盟募集開始から5年時点で何店舗に辿り着いているでしょう。
我々のフランチャイズでは、意図して商圏保護、いわばテリトリー制を明確にして進めてきましたが、
ここからの1年はそのルールが明らかに出店ペースの障害になってくると想像に容易いです。

これについては様々なフランチャイズ事例があります。
加盟オーナー視点では一見テリトリー制の方が断然良心的に感じますよね?

ではブランド力の観点、競合とのシェア競争の視点で捉えるといかがでしょうか?
下記動画(1分19秒~)のダスキンとサニクリーンのような事例もあるのです。

ノンテリトリー制とテリトリー制について!!|フランチャイズ相談所 vol.742

www.youtube.com

FC本部としてはブランド力向上も大きな任務です。
ノンテリトリー制にして、同ブランド内で競争が自然発生する環境とし、強いFC店が生まれる。
そしてその強いFC店の存在により、実は競合との闘いにおいても優位性が保つことができ、
結果としてそのフランチャイズブランドとしての価値が高まる、知名度が高まる・・・
ということも1つの真実だったりします。

テリトリー制、ノンテリトリー制、
どちらにもメリット・デメリットはあります。
重要なことはこのいずれのメリット・デメリットも正確に把握したうえで、
FC本部の社長なり、FC本部の責任者なりが、
このブランドをフランチャイズ展開した先に何を実現したいのか?
そこの価値観や理念を整理して経営判断するべきです。

FC加盟オーナーは、後出しじゃんけんを嫌います。(←これは今後FC本部を立ち上げる皆さんは絶対に留意しましょう)
最初はテリトリー制で、200店舗を超えてからノンテリトリー制にします!なんて宣言したら暴動が起きます。
そりゃそうですよね。笑

そのため、テリトリー制かノンテリトリー制にするかは、FC本部立ち上げ段階で判断するべきなのです。
これを理解していないFC本部は結構多いです。もっと言うとFC本部構築コンサルの方でも理解していない方が多いのかもしれません。
FC本部構築に、立派で膨大なマニュアルとかチェックシートとか、正直不要です。
そんなものがあっても、そのフランチャイズが拡大しなかったら無意味ですし、実際拡大しないです。
拡大させるには、実はこういうテリトリー制か?ノンテリトリー制か?の議論や意思決定のほうが重要だったりします。

FCオーガナイザーとしてフランチャイズ化の相談を承った際にも、
状況を伺い「もう既にFC本部構築のレベル的にある程度整っているな~」という場合は、
このテリトリー制、ノンテリトリー制についてお話し、
「加盟募集開始までには必ず決断しましょう!」とお伝えします。
皆さん、超が付くほど迷われます。笑
ただこれが大事で、こんなにも大事なことは加盟募集開始後に迷っていては駄目で、
加盟募集開始前にとことん考え、迷うべきなのです。

とことん考えた末に出した結論であれば、
それがテリトリー制だろうが、ノンテリトリー制だろうが、いずれもそのFC本部としての正解なのです。
加盟検討者の方に質問を受けた際、明確にその結論の意図を回答できること、これが大事ですからね。

さてさて話を戻し、我々のフランチャイズの話。
今率いるFC本部は、自分がフランチャイズのプロとして内部で自ら立ち上げたわけなので、
確固たる考えを持って最初から迷わずテリトリー制で加盟募集開始し、3年で100店舗、4年で150店舗を実現しました。
当初描いていたことは具体的には書けませんが、
ヒントとしては「オーナーの質に賭けた」と表現しておきましょうかね。
賭けは当たり、現時点までは予想どおりの結果です。
我々のフランチャイズの加盟オーナーは、質が高いオーナーが非常に多いです。

来年の11月30日、我々のフランチャイズがどうなっているか楽しみですね~。
ではまた。
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