フランチャイズオーガナイザーのブログ

3年で100店舗をコミットするフランチャイズオーガナイザー/株式会社フリグマ代表取締役社長/FC本部中枢歴10年/立ち上げたFC→加盟募集開始から3年で100店舗→4年で150店舗実現/コンサルファーム出身/過去のFC本部時代にはオーナーコンサルチーム責任者としてFC店継続率96%/目指せFC業界健全化→地方創生→日本のGDPに貢献 /2022年日経フランチャイズショーセミナー登壇

加盟前最終面談で何を確認しているのか?

このFCオーガナイザーのブログでも定期的に話題として挙げる「加盟前最終面談」について。

当ブログで御紹介してきた加盟前最終面談の内容では、
その殆どが加盟受け入れの結論のケースを書いており、
加盟審査落選のケースがないのでは?という誤解が生じていそうですので、
明確に申し上げますが、落選のケースも当然あります。
落選のケースを執筆してこなかっただけです。

とはいえ、落選のケースもブログ的なニーズはあるかな?とふと思い、
今回は「加盟前最終面談で何を確認しているのか?」というテーマで、
落選の結論に至るケースをお伝え出来ればと思います。

我々のフランチャイズにおいて、
自分が加盟前最終面談で確認している点、概観で言えば以下3点です。

 

1,なぜ我々のフランチャイズなのか?

2,御経験やスキルを踏まえ、御活躍いただける可能性が高いか?

3,覚悟が本物か

 

1,なぜ我々のフランチャイズなのか?
これを聞くことって意外に重要で、
まずフランチャイズ加盟先の選定理由でロジック派かセンス派か汲み取れます。
経営という側面では優劣はありませんが、
ことフランチャイズ選びにおいては、
加盟先選定の理由は論理的であってほしいし、聞き手に「?」があってはならないと感じます。

理由は2つあり、
1つ目は競合FCへの加盟でも良かったという理屈を残すと、双方にとってメリットが無いこと。
2つ目は公庫なり銀行なりから融資を受ける際の面談時に、
「なぜこのフランチャイズを選定したのか?」
これを明確に論理的に回答できないと、
融資が否決になる可能性が高いためです。
融資面談は「FC加盟だから(本部が仕組み作ってるので)事業のこと具体的には分かりません!」では通用せず、
当然ですが、あくまでアナタが展開する事業として(担当者にもよりますが)根掘り葉掘り疑問点をツッコまれます。
そのため、この加盟前最終面談の時点で、
加盟理由は論理的に整理しておいたほうがよいのです。

個人の好みだけで言えば「経営には時に直観やセンスも重要」と感じている派なので、
感覚での加盟選定も全く嫌な印象はないですが、上記の理由から、
「なぜ我々のフランチャイズに加盟しようと思われたのですか?」の問いに対して、
「直観的にビビッときました!」というような回答だった場合、
少し心配にはなってしまいます。
他に光るポイントがあれば、
「もう少し具体的に教えていただきたいのですが・・」と、
こちら主導で論理的に整理するお手伝いをしますが、
人生の岐路としてのフランチャイズ加盟、
法人の新事業としてのフランチャイズ加盟、
いずれにせよ、
「なぜ我々のフランチャイズである必要があるのか?」は論理的に回答いただけるのが望ましいです。


2,御経験やスキルを踏まえ、活躍いただける可能性が高いか?
これは以前の古巣FC本部時代、自分がSVとして動いているときに感じていたことですが、
やはり少なからずオーナーの適性、経験値から派生する土台は必要だということです。
接客が鍵になってくる商売であれば、
接客業の経験があるか、また経験がないにしても、
きちんと(我々のフランチャイズにおける)基準の接客が表現できそうな方か、
これを加盟前最終面談で確認するという具合ですね。
これは自分自身がSVも経験あるし、オーナーコンサルチームの責任者経験もあるからこその視点だと思います。

ちなみにこの要素について、
実際ギリギリOKにした事例をお話しますと、
我々のフランチャイズにおいても上記例のように、
「接客」は加盟オーナーに求めたい要素なのですが、
その加盟検討者の方はこれまで接客業の経験がなく、
且つ加盟前最終面談のQ&Aもちょこちょこズレるし、覇気がない方でした。
非常に迷いましたが、加盟を受け入れました。
理由はとことん素直で謙虚だったんですよね。笑
素直で謙虚であれば、ウチのSV陣営の中には「Mr.世話焼き」と呼べるSVがいるので、
そのSVを采配しておけば、
まあ時間はかかれど必ず基準の接客は出来るようになるだろうと見込み、
ギリギリOKにした事例がありましたね。
結果、そのオーナーは現在(大活躍とは言わないまでも)きちんと活躍なさっています。


3,覚悟が本物か
何といってもこれです。
いつだかも下記のような記事を書きました。

www.shosasakifranchisor.com

加盟後に成功してもらうには絶対的な覚悟が必要で、
その覚悟の最終確認をしているのです。
どんなに経歴がピカピカで、能力が優れていても、
覚悟がなければ加盟してもかなりの確率で上手くいきません。

ちなみにこの記事について、
以前フランチャイズチャンネルでも取り上げていただきました!

フランチャイズに加盟する覚悟について!!|フランチャイズ相談所 vol.1603

www.youtube.com

竹村先生には毎度、感謝の気持ちでいっぱいです。

閑話休題。加盟前最終面談では、
覚悟が本物か否かをやり取りの中でじっくり見極めていきます。
ちなみに「覚悟がある」ではなく「覚悟が本物か」という線引きにしている理由は、
加盟前最終面談でお会いする方々は加盟を決断なさっている方々なので、
一定の覚悟は持ってきているでしょうし、
言葉を額面通りに受け取れば「覚悟はできている」方々ばかりなのです。
ただ言葉は所詮言葉ですから、
腹の底まではすぐに分かりません。
そのため、覚悟が本物か確かめる必要があるのです。

分かりやすく覚悟が伴っていない例は、まず遅刻。
人生賭けて何が何でも我々のフランチャイズに加盟したいという覚悟がある方であれば、
他の全てのスケジュールを調整してくるはずなので、
遅刻するわけが無いというのが所感です。
あとは、加盟前最終面談中に電話を受話しようとするなども論外です。
こういう方は言葉でいくら「人生賭けてこのフランチャイズに加盟したいんです!」と言っていても、
覚悟が偽物だな~と感じてしまいます。
まあこれらは分かりやすい例ですが、
当然基本的に加盟前最終面談にお越しいただく方々は、
覚悟が本物であるケースが多いので、
自分からのあらゆる「覚悟が本物か確かめる仕掛け」にも動じないことが殆どです。
上記の加盟契約書発行前の一言に対しても即答の方ばかりです。

繰り返しますが、
本物の覚悟が伴っていないと成功するわけがないので、
加盟前最終面談で本物の覚悟を確認しています。


上記3点が加盟前最終面談で確認している概要です。
3点のうち何かが欠けていたら、何か条件を付けるか、あるいは大変恐縮ですが加盟をお断りします。

ちなみに加盟検討者の皆様は、
そもそも加盟前最終面談を実施している本部と、
実施していない本部に分かれることを理解しましょう。

加盟前最終面談を実施していない本部は、
加盟開発担当者がプレゼンから加盟契約まで窓口となります。
当然に加盟開発担当者は「加盟契約を1件でも多く締結すること」が仕事ですから、
ノルマがある場合もあるでしょうし、
加盟いただくために一生懸命です。
そのため、審査的な意味合いはゼロですし、
加盟後のことを心の底から想像してまでの話は出来ないし、しないでしょう。

では加盟前最終面談を実施している本部はどうか?と言いますと、
加盟後のことだけを考えてます。
それは本部視点でのブランディングという要素もそうですし、
目の前の方が我々のフランチャイズに加盟して開業することが、
本当にお互いのためになるのかを想像します。
そのため、加盟前最終面談は客観的なほうが望ましいため、
そこまでのやり取りで関係性が出来ている加盟開発担当ではない人員、
且つ重要なジャッジをするわけですからFC本部の社長が担うのが望ましいです。
そういう意味で我々のフランチャイズは特殊なフォーメーションなのです。
FC本部ごとに1人フランチャイズオーガナイザーがいるわけではありませんからね。笑
基本的には、加盟前最終面談はFC本部の社長が実施するのが望ましいです。

ちなみにあの有名な武田塾の林社長も、
現在もなお加盟前最終面談をきちんと実施なさっているそうです。
且つ以前(半年前くらいの)お茶の場で、
「直近で加盟前最終面談が10件ありましたが、全て見送りの結論にしたんですよね~」
と仰られていて、それが印象的でした。
それくらいフランチャイズにおいて、
1人1人のオーナーの個性やマインドがブランドを作っていくことを重要視されていらっしゃるのでしょう。
どんなに多忙でも、加盟前最終面談は実施されている、このあたりはさすがですね。

以上、加盟前最終面談で確認していることと、
それに付随するお話でした。
ではまた。
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