フランチャイズオーガナイザーのブログ

3年で100店舗をコミットするフランチャイズオーガナイザー/株式会社フリグマ代表取締役社長/FC本部中枢歴10年/立ち上げたFC→加盟募集開始から3年で100店舗→4年で150店舗実現/コンサルファーム出身/過去のFC本部時代にはオーナーコンサルチーム責任者としてFC店継続率96%/目指せFC業界健全化→地方創生→日本のGDPに貢献 /2022年日経フランチャイズショーセミナー登壇

買取業フランチャイズにおいて、おそらく歴代最高クオリティとなる「こやし屋」について

FC版Tiger Fundingにあの(株式会社トリアイナ)三浦会長が出演し、
買取専門店「こやし屋」のフランチャイズ展開についてプレゼンされ、
そのビジネスプランの隙の無さが大いに話題となりましたね。
加盟説明会の応募もフランチャイズチャンネル史上過去最高のようです。

【前編】買取専門店「こやし屋」をFCで584店舗展開したい!【三浦 哲郎】[16人目]FC版Tiger Funding - YouTube

【後編】三浦が志願した理由とは?隙のない事業プランに虎が唸る!【三浦 哲郎】[16人目]FC版Tiger Funding - YouTube

こやし屋フランチャイズ
ロイヤリティ0円|FC加盟店募集|買取専門店こやし屋

そしてあまりに加盟説明会に応募が集まり過ぎてしまっているので、
加盟検討者の皆様に少し冷静になってほしいという林社長の意図で、笑
先日FCチャンネルにて以下のような回を収録しまして、昨日に公開されましたね。

裏話ですが、本っ当にフランチャイズチャンネルって事前打ち合わせが一切無いですし、
どんなテーマを話すのか、撮影スタジオに着座するまで分からないんです。笑
(不思議なもので、回を重ね、このカルチャーにも完全に慣れました!)
この収録日もいざ指定時間に撮影スタジオに向かうと、
なぜか買取マクサスの関社長(せきえもんさん)がそこに。
せきえもんの買取大学 - YouTube

昨年秋ごろですかね?
実は林社長の紹介で一度お茶の場を御一緒したことがあり、
それ以来の再会だったので、
「お久しぶりです!
・・・えっなんで関さんがいらっしゃるんですか?」と聞くと、
関社長から
「あっ聞いてませんか?今日佐々木さんと収録を御一緒するんです」とのお話が。
そこで前述のように、
「こやし屋のフランチャイズが、
あまりに加盟説明会に応募が集まり過ぎてしまっているので、
加盟検討者の皆様に少し冷静になってほしい」
という軸で、こやし屋のリスクを話する回だと聞かされました。笑
そしてその直後すぐに収録に臨み、上記のようなお話を差し上げました。

全く思考を整理する時間が無く即興だったことや、
林社長や関社長の見解を述べる時間的余白を残すバランスを考えたので、
自分からは1つの要素しかお話できなかったですが、
実はもう2つ懸念点を浮かべていました。
せっかくなので、きちんと整理して記事を書いておこうと思い、執筆してます。
フランチャイズチャンネルでお話した内容も含め、自分が考えるこやし屋フランチャイズの(しいて言えばの)懸念点は3点です。

1,既存店(東京)実験結果は地方だと再現性が低い可能性がある
2,年配の方は質屋にマイナスイメージを持っている方が多い?
3,オーナーの創意工夫がそこまで必要ないため、強いFCチェーンにならない懸念

まず大前提の話ですが、
当ブログでも何度か記してますが、
自分は三浦会長に対して、多大な魅力を感じている1人ですし、
「こやし屋」のフランチャイズとしてのビジネスモデルも本当に素晴らし過ぎます。
基本的に、しいて言えばの懸念材料は無いものか?という思考で分析しないと、
上記が捻出できないほど凄いビジネスモデルで、
リスペクトしかないんです。
それを踏まえて下記をお読みいただけますと幸いです。

1,既存店(東京)実験結果は地方だと再現性が低い可能性がある
既存店が東京の三鷹店と武蔵境店。
そこで入念なリサーチやマーケティングの仮説を実験して、
大成功したというお話は大変素晴らしく、
既存の買取業態フランチャイズ本部が、
フランチャイズ展開前に果たしてこれだけの準備をしていたでしょうか?
答えはノーだと思います。
ゆえにこの時点で「こやし屋」はフランチャイズ本部のスタートラインから優秀という位置づけです。
そんな中で、たまたまですが、
2017年に同業態のフランチャイズ本部を立ち上げ、
フランチャイズ本部領域の戦略と戦術だけで3年で100店舗、4年で150店舗展開に成功した身として、
あえて・・本当にあえて懸念材料を挙げるとするならば、
既存店(東京)実験結果は一都三県~関東では再現性があると思うのですが、
地方に進出した際、やや厳しいのかな?と思っております。
地方は地方で立地含め、また違う手法の引き出しが必要になってきます。
また、商圏2kmというお話もありましたが、
直近率いていたフランチャイズでの例を挙げますと、
北海道の旭川では20km圏内くらいは普通にお客様が来店される範疇でしたし、
さらに北に位置する店舗では30kmでテリトリーを定めてました。
逆に言えば地方ではこのようにテリトリーを柔軟に設定したからこそ、
足元人口が少ない地域でも成立したということなのです。

こやし屋のFCは、最初は関東だけの公募ということですが、
その後に全国展開をしていくにあたり推奨したいのは、
事前に各地で直営店を出店し、実験をすることです。
(特に福岡は高山質店という地場で根強い強敵がいたりするので、地域戦略は非常に重要)
地方の主要都市と、くわえて鉄道も廃線になっているような地域でも実験をし、
ポジティブなデータが取れれば「こやし屋」はより最強に近づくと思います!


2,年配の方は質屋にマイナスイメージを持っている方が多い?
直近率いていたフランチャイズでは、
競合フランチャイズとの分かりやすい差別化として、
内外装をグリーンと木目調をベースとしたブランディングで展開していましたが、
これには明確な理由があり、
その時点(FC本部立ち上げ時)までの買取専門店利用者の声、
年配のお客様からのアンケート結果として、
「怖い、入りづらい」と同時に、
「質屋さんっぽくて入りにくい」という声が多かったので、
前述のようなサロン型に決定した背景がありました。
年配のお客様ほど、
質屋=お金に困ったときに向かう場所というイメージが強く、
入店するシーンを近所の方に絶対見られたくないという人も多かったのです。
一方でこやし屋は、
年配のお客様は質屋に対するイメージがポジティブという側面で、
ブランドイメージを構築なさっているので、
そもそも実態とギャップが生まれなければよいかな?と少し危惧します。
とはいえ、あのカラフルな4色のれんの鮮やかさは、
従来の質屋とは一線を画すものなので、
「少し」危惧する程度の要素です。


3,オーナーの創意工夫がそこまで必要ないため、強いFCチェーンにならない懸念
加盟金は500万と同業他社FCに比べて群を抜いて高いですが、
ロイヤリティが0円という驚きの設定。
しかもフランチャイズ業界で膨大に見てきた例のように、
ロイヤリティ0円だけど、
仕入れや広告分担金などの名目で本部に支払う仕組みになっていて、
結局ロイヤリティを支払っているのと同じ・・・
ということでも無く、
本当に加盟店は本部に対してロイヤリティが不要という(こやし屋は自社でBtoBオークションを主催しているためロイヤリティ0円でも成立)
異例の夢のようなシステムとなっています。
さらにメガフランチャイジープラン的なものですと、
教育された鑑定士を派遣し続ける制度も用意しているとのことで、
これはこれまでの買取業フランチャイズの中で歴史に残るくらい凄い戦術です。
いつだか紹介した2016年以前の買取専門店大吉の戦術の永続的パターンに近いですからね。
フランチャイズ戦術シリーズvol.7「オープン1年目の3大サポート」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

ただ・・・だからこそ思うのが、
オーナーの創意工夫の余地がないと言いますか、
真剣に店の集客や打ち手を考えずともお店が運営できてしまうイメージなので、
お店に愛着が湧かず、投資に近い感覚のビジネスライクなオーナーが増えそうです。
あくまで仮説ですが、
そういうオーナーの集合体となるFCチェーンは全体として運営戦闘力が低いイメージが湧くので、
そこはやや懸念です。
加盟金の高額さでのフィルタリング以上の、
オーナー自身が「こやし屋」を経営しているのだという愛着を持ってもらうギミックは必要な気がします。

というのも、自分が直近まで率いていたフランチャイズは、
オーナーの裁量権を大きくし、
各店にアドリブを発揮していただく余地を持たせるフランチャイズスタイルでした。
そのため、運営戦闘力の高いモンスター級のオーナーが続々と増えていき、
それがチェーン全体のレベルアップに繋がった実感があります。
予想だにしないノウハウのアップデートも生まれました。
そのため、前述のようなモンスター級のオーナー達の店舗の近くにこやし屋が進出しても、
おそらく全く問題ないだろうなと感じるのも事実なんです。

当然ながら(自分の直近古巣に限らず)買取専門店全体で見たときには、
大多数の店舗にとって、こやし屋の存在は脅威となるでしょう。
一方、前述のようなフランチャイズスタイルのメリットを最大限生かし、
また、地域密着要素を兼ね備えたオーナーは非常に強いので、
そういう局地戦になった際、
果たしてハンズフリーで経営するこやし屋オーナー達が太刀打ち出来るのか?
これは懸念材料です。

ただこれもね、三浦会長のことですから、
今後対策を練るか、あるいはもうアイデアをお持ちだと想像します。

以上、フランチャイズチャンネルで話そうと思ったが、
収録時は空気を読んで割愛した(しいて言えばの)こやし屋フランチャイズの懸念材料でした。

何度も「しいて言えば」と記す必要があるほど、
大前提、凄いビジネスモデルで、
買取業フランチャイズに激震が走る内容なのです。

これまた裏話ですが、
3月時点で偶然三浦会長に御挨拶する機会があり、
そこでこの「こやし屋フランチャイズ構想」についてお話を断片的に伺っていたのです。
ちょっとだけ記事でも触れてました。
独り言② - フランチャイズオーガナイザーのブログ

もうこの時に「強い、面白い、革命起きる」って素直に思ってしまいましたからね。
隙は無く、しいて言えばの懸念材料しか捻出できなかったというのが本音です。

お陰様でフリグマとして、
クライアントのFC本部構築や3年で100店舗実現のため、
多種多様な業種業態に触れる日々ですが、
今こうしてフランチャイズオーガナイザーと名乗り、
フランチャイズ業界内で一定の存在感が出せているのも、
直近率いていたFC本部で結果を出せたからに他ならないですから、
(恩があるという観点からも)買取業フランチャイズは常に気にしている業態です。

買取業のフランチャイズは、初期投資も低く、さほどオペレーションが難しくないので、
フランチャイズ化のハードルはけして高くありません。
ですが、だからこそ買取業態で数多くのフランチャイズ化→拡大失敗(30店舗未満で衰退)事例を見てきました。
把握している限りで約20社ほど。
そしてそのうち、今回のこやし屋のように(買取専門店側から見たときの表現で)卸業者さんがお店を持ち、フランチャイズ化→失敗事例も幾つか把握してます。
こういった背景からも、
こやし屋の拡大~安定運営が実現したらとんでもなく偉業なのです。

こやし屋フランチャイズの登場で、
どのように買取業フランチャイズ界隈が変化していくのか?
今後に注目していきたいですね。
エンドユーザーにとってプラスしかない、これは間違いないと思います。
ではまた。
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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