フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

経営用語シリーズvol.8「DX(デジタルトランスフォーメーション)」

最近やたらとDXという単語をメディアで見るようになり、
ビジネスシーンでも「DX化推進」という表現を至るところで見たり聞いたりしますね。
とはいえ「実は本当のところ、イマイチ意味や趣旨を理解していない」という方が多いのではないかな?と仮定し、
(もちろん今更感があるという方もいらっしゃるとは思いますが)今回はDXについて解説していきます。

参考にさせていただいたのは以下4つの記事。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?DXの定義と課題を解説
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?DXの定義と課題を解説: i-Learning 株式会社アイ・ラーニング

【DX入門編①】今更聞けないデジタルトランスフォーメーションの定義とは?
【DX入門編①】今更聞けないデジタルトランスフォーメーションの定義とは? : FUJITSU JOURNAL(富士通ジャーナル)

産業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進施策について/経済産業省
産業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進 (METI/経済産業省)

DX推進における課題と成功に導く3つのポイント - DX推進ガイドラインを踏まえ解説/ソフトバンク株式会社
DX推進における課題と成功に導く3つのポイント - ビジネスWebマガジン「Future Stride」|ソフトバンク

DXとは、
DX(Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)=進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念
のことです。
余談ですが、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)は頭文字を取ると略称は「DT」となるはずですが、
英語圏では接頭辞「Trans」を省略する際にXと表記することが多いため、
「Transformation」が「X」に代わり、
「Digital Transformation」⇒「DX」と表記するようになったとのことです。

DXと聞くと難しそうに感じますが、IT技術の進化によって作られたシステムに着目してみると、私たちの生活にある身近なものが変化していることが分かります。
例えば、銀行口座の開設から取引までオンライン上で行えるインターネットバンキングや、
映画や新幹線などのチケット購入をオンライン上で完結できるシステムなどもDXの好例です。
誤解してはならないポイントとして、
DX化は単純なデジタル化ではなく、
「顧客体験の向上、および収益向上に繋がって初めてDX化と言える」点です。

ちなみにこのDX。
数年前のマイクロソフトなどの調査では、DXの導入により、日本のGDPは2021年までに約11兆円増えるとは公表してました。
一方、日本政府は、DXを導入せず、このままのシステムでは2025年に崖を迎え、多大な経済損失(年間で最大12兆円)が発生する可能性を危惧しています。
政府が民間企業のシステム導入に口を挟むのは異例といえますが、
レガシーシステム(老朽化した既存ITシステム)に固執することへの危険性を伝えると共に、DXの重要性を示したといえるでしょう。

ここまで読むと、
誰もがDXを推進した方がよいと感じますよね?
では何がDX推進を妨げている課題なのか?これについても触れましょう。
課題は総じて以下3点のようです。


1, 老朽化したシステムの存在

長年運用されてきたシステムは、複雑な状況になっていることがほとんどで、
当時システムを構築した従業員や運用方法に詳しい従業員がすでに退職していて、改修が難しいというパターンが多い

2, IT人財不足
システム開発にあたり、多くの企業はIT企業への外注に依存。
システムを内製化することができず、DXの実現に必要なIT人財が不足

3, IT関連予算の戦略的な活用ができていない
経済産業省のレポートによると、企業のIT予算の9割以上が老朽化したシステムの維持管理費に充てられているとのこと。
また、8割以上の大企業で老朽システムが残存しているとの報告もある。
日本のIT投資はアメリカと比較すると「攻めのIT投資」が少なく、
「守りのIT投資」に偏重しており、
IT予算の戦略的な活用が実現できておらず、DX化の推進も遅れている現状


これらの課題を克服し、DX化推進のためには、
経営陣を巻き込み、社内一大プロジェクトとして推進していき、
(IT導入補助金含め)戦略的な予算確保を実現し、
DXを進めて老朽システムを一掃し、技術的負債を返済すること。
また、そもそも企業としても国全体としてもDX化を推進できるIT人材の育成も急務ですね。

ちなみに経済産業省では、
『DX推進における取締役会の実効性評価項目』を設けており、
この『評価項目』の活用により、DXの取組に関する議論が各企業の取締役会においても活発に行われることが期待されています。
https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190731003/20190731003-4.pdf

 

最後に「フランチャイズ×DX」の観点ですと、
まだまだ推進企業は少ないものの、
ブルースターバーガー」や「ハウスドゥ」が積極的に導入してますね。
あとは何と言っても、新時代フランチャイズの代名詞「フトン巻きのジロー」もしっかりプロジェクトとして実施してますよね。

www.youtube.com

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このあたりのビジネスの情報網とアイデアと実行力は、
「森下会長、さすがです!」としか言いようがありません。
展開が本当に楽しみすぎます。

以上、DXについてのお話でした。
ではまた。

FC展開・DX・デジタルトランスフォーメーション・フランチャイズ

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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役
フランチャイズオーガナイザー主宰
佐々木翔(sho sasaki)
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