フランチャイズオーガナイザーのブログ

フランチャイズをオーガナイズする仕事をしております。約10年間、率いたチームメンバーの離職率0%。立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗を突破しました。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして「フランチャイズ業界健全化→地方創生→日本経済活性化に貢献」このためにブログを綴っております。

考察シリーズvol.5「キングファミリー」③

前回の考察「キングファミリー②」では、
商売としてニーズの確かさと共に、
衣類リサイクルの使命とキングファミリーの存在意義の大きさを感じていただき、
キングファミリーの店舗が増えれば増えるほど、地球環境問題に少しでもリーチできる・・
これは必然的に応援したい!と主観も添えて纏めました。笑

とはいえ、商売ですから、
収益性が伴っていないとフランチャイズとして機能しないわけなので、
加盟検討者視点で、今回は収益性を考察していきたいと思います。

参考にさせていただいたのは以下の記事。

キングファミリー/契約と収益モデル
契約と収益モデル

【諸々シミュレーション】
上記収益モデルから、フェルミ推定的に現実的な収支を割り出していきます。
まずは初期費用の概算です。

・加盟金 300万円(研修費、開業準備金含む)
・初期在庫 約280万円         
・広告宣伝費 約160万円     
・内外装設備費 約950万円 
・開業準備金 約300万円※リースも可能
・合計 約1990万円              
※物件取得費、別途

物件取得費は平均100坪とのことなので、若干小さい規模の開業想定で80坪。
坪1万として家賃80万。家賃×6ヶ月分がおおよその物件取得費の目安なので、約500万くらいでしょうか。
つまりキングファミリーを1店舗出店するには、初期費用として2,500万ほど必要になってくるということですね。

投資回収目安3.5年~4年という表記があります。

これがリアルな数値か確かめてみましょう。

仮に4年(48ヶ月)で想定したとしたら、
2,500万/48(ヶ月)=単月営利・520,833円、これがざっくり営利計算ですね。
※この時点で収益モデルの営利とギャップがありますが、一旦スルーします

収益モデルに営利率10%と表記があるので、
前述のように単月営利520,833円なら単月売上5,208,330円。

ここから単月販売客数を推定します。
客単価は会員約2000円、新規客約1000円とのことなので、
平均単価を控えめに1,200円で想定すると、
5,208,330円/1,200円=4340
これが単月販売客数です。

1ヶ月4340名ということは、1日144名、9時間営業で1時間16名。
ん~微妙。1時間16名に対して販売できるのか・・

自分は想像が出来なかったので、
もう少し現実スパイスを入れて組み立てなおし、以下のような推定としました。

・月間売上 380万円
・原価 84万円
・粗利益 308万円(粗利益率80%)
・経費 270万円
・営業利益 38万円(営利率10%)
・投資回収 5年5ヵ月(66ヶ月)
・単価 1,200円
・単月販売客数 3166名
・単日販売客数 105名
・1時間販売客数 11名
※あくまで個人的な推定値となります

これまでも述べてきたように、ニーズや社会的意義は確かなので、上記推定の販売客数は現実的なはずです。

この想定でいくと、2~3店舗出店さえ実現できれば成立するイメージ。
おそらく、過去に撤退されたオーナーがいるとすれば、
1店舗の状態で(従業員さんが必須な商売形態ですから)マネジメントに苦戦され、
2店舗目実現前に撤退・・となってしまったのかな?と推測します。

ちなみに収益モデルのページに、なぜか「2年目」と表記がありますが、ここは深く捉えなくてよいと思います。
所感としては、運営年数と売上は比例しない・・要は右肩上がりなんてことはなく、
あくまで時流に乗り続ける工夫が必要だと感じます。
なので「2年目」というのは(キングファミリーさんとしては1年目は厳しく、2年目からこういう売上が作れるんですよ〜という趣旨だと思いますが)加盟検討者視点で、気にしない方がよいです。
競合との競争に飲まれてしまったら、下手したら1年目がピークだったということもあるでしょうからね。

 

考察③における3つのポイント
1, 単月販売客数3000名超えは現実的
2, 投資回収3.5年はトップクラスと捉えた方がよい。現実は5.5年/ROIは18%見込み
3, ニーズは確かなので、(オーナーが)マネジメントスキームを持っている、あるいはFC本部がマネジメントのサポート機能を持っていて、2店舗展開まで持っていければビジネスとしては成立する

 

以上です。
ロイヤリティは・・収益モデル的には、売上に対して10%は正直やや高いかなとも感じましたが、笑
オーナーがそこに価値を感じるような仕組みがあるのであれば問題はないでしょう。

さあ今回の考察で、キングファミリーの収益性をおおよそ理解いただけたと思います。
次回は「フランチャイズオーガナイザーのブログ」らしく、
フランチャイズ側面を考察したうえで締めくくりたいと思います。
次回へ続く。

キングファミリー・フランチャイズ--------------------------------------------------------------------
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