前回の考察「キングファミリー③」では、収益性について考察しました。
最後の4回目は、当ブログは「フランチャイズオーガナイザーのブログ」ですから、
その趣旨どおりフランチャイズ側面として、FC本部としてどうなのか?これを考察したうえで、
皆様にピュアに推奨できるかも、きちんと記していきたいと思います。
参考にさせていただいたのは以下7つの記事。
キングファミリーサポート本部の声
サポート本部の声-成功するオーナー様のタイプは、理念を共有頂ける人。
フランチャイズビズ/キングファミリー
衣料の大型リサイクル全国チェーン「キングファミリー」 | フランチャイズビズ | 加盟募集の比較
奥田拓也氏×黒川芳秋氏【対談】
奥田拓也氏×黒川芳秋氏【対談】人との出会いが世界を変える、三方よしの精神を海外にも根付かせた
キングファミリーFCオーナーの声
キングファミリー5店舗フランチャイズオーナーの声
新着情報
新着情報 | キングファミリー!
これらの内容を纏めると以下のようになります。
リサイクル大国アメリカの衣料リサイクル率は33%、それに比べて日本はわずか9%。
その背景には、日本では衣料リサイクルの仕組みが十分に整備されていない点がある。
キングファミリーの理念は「衣料のリサイクルとリユースを通し、皆様の生活に役立つ店舗を目指す」こと。
フランチャイズ展開によって全国に衣料リサイクルの流通チャネルを拡大し、
日本人にとって衣料リサイクルを身近にして、リサイクル率を向上させていくことを目指しているとのこと。
そうしたキングファミリーの理念に共感してくれるオーナーの加盟を望んでおり、
社会の利益と同時に、オーナーの幸せを創るのもFC本部としての使命と考えている。
実際のFCオーナーの声(一部だが)を確認すると、
理念に共感して加盟をしているので、使命感というキーワードが自然と出てきているのが興味深い。
また、同じくFCオーナーの声を見ると、
・全品買取り
・1万2000店以上の商品点数
・500円から購入できる
・販売商品循環の要素によるリピート率が高さ
・「ちゃくちゃくちゃく」で更に低価格による再販が可能
これらの競合優位性や話題性に感謝をするコメントが並ぶ。
一方、FC本部として、これまでの歩みは決して順調ではなかったようで、
キングファミリー・黒川社長の対談記事には、
フランチャイズ事業開始2000年から、毎年凄い勢いで店舗数も増えていったが、
途中で本部の人材育成が追いついていないことや、
ロジスティックが事業自体を圧迫している構造が原因で、
5期~7期の間では億単位の損を出してしまったエピソードが語られている。
また、同対談では、ターニングポイントとして東日本大震災を挙げており、
多数のFC店の経営が悪化し、ここで改めて経営を見直していったと語られている。
これを物語るように現在のFC本部メンバーの声を見ると、以下のような健全で印象的なフレーズが並ぶ。
・私たちにとってのゴールは、加盟していただくことではなく、成功していただくこと。
・社会に役立つ良いビジネスを広めていく同志として成功していただきたい、「加盟して良かった」と実感していただきたい。それがオーナーに対する私たちの想いです。
・私たちは強引な勧誘は決してしませんので、事業相談の相手として気軽に御連絡ください。
・仮に加盟いただかなくても、事業の参考にしていただけたら幸いです。
・今後SVとして取り組んでいきたいのは、SV1人1人が積み上げたナレッジの共有化を強めることで、FC全体の経営の質を向上させること。
また、各店が地域密着性を強め、店ごとのオリジナリティを出すことも有効だと考えています。
・未来のオーナーへぜひ心に抱いていただきたいのが、キングファミリーの衣料リサイクルへの理念。すべてを再利用するという真の衣料リサイクルを掲げる想いこそ当店の独自性だと、誇りを持って言えることがビジネスを成功させる根幹だからです。
などなど。
実際、加盟希望の方の店舗見学も、全てのオーナーが協力してくれるというエピソードからも、
(事実であれば)FCオーナーとFC本部の関係性も良好だと推測できる。
また、閉店情報も素直に表示している点も特筆すべき。
FC本部としては隠したい要素なだけに、
ありのままを開示するという堂々としたカルチャーが汲み取れる。
考察④における3つのポイント
1, 無理な加盟開発をせず、衣類リサイクルでエコという理念共感型で着実に歩んできたFC本部。加盟オーナ―との関係性も強固な印象
2, FC加盟オーナーも理念共感→使命感を持っている。また、競合優位性を実感しているエピソード多々
3, 閉店情報も堂々と開示するオープンなカルチャー
さあ4回にわたってキングファミリーを考察してみました。
上記のポイント1と2でも触れたように、
加盟店視点でカルチャーやスタンスは健全なFC本部のように見えます。
さらに、キングファミリー考察②で主に触れましたが、
衣類リサイクルの課題、地球環境問題に貢献できる使命感だけでも加盟する価値はあると思います。
初期投資額から考えると、基本的には法人が対象になるはずなので、
社会貢献に繋がる事業を展開したいと考える企業の「予算を持っている経営陣」の皆様は、
一度資料請求してみることを推奨します。
キングファミリー考察③でも触れたように、1店舗だけでは収益安定性は懐疑的な要素もあるので、
最初から事業計画を2店舗想定で作成することを推奨します。
フランチャイズオーガナイザー視点では一言、
正しいフランチャイズオーガナイズでFC本部が運営できれば、キングファミリーは今から少なくとも200店舗を実現できる
これを宣言します。
「社会貢献性」「FC本部の適切なマインド」
この2軸が強固で魅力あるので、リアルなFC店の収益状況とそのブラッシュアップ、HPなど含め各所の訴求精査と整備、そしてフランチャイズギミックを取り入れ、
正しいフランチャイズオーガナイズで運営していくことができれば、200店舗まで拡大も全く難しくないと思います。
最後に繰り返しになりますが、
キングファミリーの店舗が増えれば増えるほど、地球環境問題にリーチできる
こんな素晴らしい大義名分を持っているFC本部、なかなか無いわけなので、
今後ぜひ頑張っていただきたいです!
個人的には陰ながらピュアに応援していきます!
※キングファミリー御出身の皆様やキングファミリー関係者の皆様。
今回の①~④の考察において、解釈の違いや補足が必要だという御意見がございましたら、
遠慮なく以下お問い合わせフォームやGmailより、
直接メッセージをいただけますと幸甚です。勉強させてください
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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