フランチャイズオーガナイザーのブログ

某フランチャイズ本部長として、フランチャイズをオーガナイズならびに発展を仕掛ける仕事をしております。おかげさまで立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗を突破しました。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして、あるいは特殊なバックボーンを持つ者として、仕事の考えや思うことを発信していく所存です。

フランチャイザーの中枢として仕事をする全ての方への推奨書籍

タイトル該当の方々にぜひ推奨したい書籍がこちらです。

書籍「ローソンの告白」

ローソンの告白 だから個人も組織も成長できる | 財部 誠一 |本 | 通販 | Amazon

現在はサントリーホールディングス株式会社CEOの新浪剛史氏は、
以前まで約10年間、株式会社ローソンの社長を務めていた方です。
存在を明確に意識するようになったのは、その株式会社ローソンの社長時代のドキュメントを見たことがキッカケでした。
フランチャイズオーナーとの向き合い方や、
大規模なチェーンを改革していくアイデアと行動に感銘を受け、
新浪剛史氏のローソン関連の書籍を読み漁った時期がありました。

その時期の自身の背景としては、
古巣のFC本部にて、現場の事業部から異動し、オーナーコンサルタントチームを立ち上げたばかりの時期で、
このオーナーコンサルチームの立ち上げ当初は、
(今振り返ると、ある意味それで良かったのですが)会社から明確な目的や期待の明示がなく、
「本部とオーナーの関係性を良好にしてくれればそれでいい」というファジーな状態でチームが発足されたため、
まずは今オーナーが何を困っているのか?何を求めているか?というニーズを把握するべく、
当時の全てのFCオーナーに会いに行きました。
すると、古巣のFC本部ではそれまでにオーナーと真剣に向き合う本部の人間が皆無だったので、
本部へのクレームや不満を大量に抽出することになりました。
且つそういう立ち上げ当初の背景から、社内からも「クレーム処理班」的に捉えられ、
オーナーコンサルチームなんていう洗練されたものでなく、
その時点では誰もこのチームに入りたくない的な空気感の中で、
自分自身もフランチャイズの面白さをいまいち実感しきれていない状態だったので、ほんの少しだけしんどい時期でした。

そんな状況下で前述の新浪氏のドキュメント→関連書籍熟読という流れがキッカケで、
自身のタスクに誇りを持ち、フランチャイザーとしてFCオーナーを巻き込んで事業を発展させる面白さを実感するようになり、
さらにその流れで、ヘッドハンターを通じて異業種のFC本部2社からオファーを受け取るなどし、
自身のフランチャイザーとしての市場価値を感じることができ、
よりプロ意識も醸成され、フランチャイズオーガナイザーとしての道を追求する覚悟が決まりました。

余談ですが、この自分自身のベクトルが定まって以降は、
「FCオーナーと向き合い、調和を取りつつ、事業を発展させるためのアイデアと実行力が伴えば、
フランチャイズビジネスはこんなに面白いものなんだ」とピュアに感じることができ、
フランチャイズについて当時の社員総会でプレゼンをするまでになり、
(本音は分かりませんが)そのオーナーコンサルチームに入りたいという声を多くもらうようになり、
且つ大多数のオーナーは、我々コンサルチームが提案したことは素直に実行いただけるまで信頼を構築でき、
社内に対しても社外(FCオーナー)に対しても影響力のあるチームにまで昇華させることができました。

それもこれも、ローソン時代の新浪氏のドキュメントや書籍に巡り合ったことがキッカケでしたので、
新浪氏には本当に感謝しかないです。(お会いしたことは一度もないですが)

とまあ話はだいぶ逸れましたが、
そんなローソン時代の新浪社長の書籍は幾つもあり、
なぜその中で「ローソンの告白」を推奨しているのか?に触れます。
それはこの書籍だけ、
新浪氏がローソンの社長就任時の衝撃的な事件が綴られているからです。
この書籍は新浪氏が著者ではなく、
新浪氏を取材したライターの方が著者なのですが、
その著者の表現を引用すると、
「新浪の社長就任は想像を絶する悲劇から始まっている。
加盟店との信頼関係は完全に崩壊し、本部と出入り業者の癒着が横行するといった、惨憺たるありさまだった。」
と書かれております。
ここではその事実には触れませんが、
想像を絶する悲劇、普通なら逃げ出したくなる状況下で、
向き合い、闘い続け、改革を推し進め、
コンビニ業界の絶対王者に対して、
ナチュラルローソンや生鮮食品を販売したりの多角化で対抗していくプロセスは、
非常にドラマ性を感じます。
また、東日本大震災時のような緊急事態との向き合い方も本部視点で勉強になります。

長くなりましたが、こういった要素から、
「ローソンの告白」はフランチャイザーの中枢として仕事をする全ての方への推奨書籍です。
該当の方はぜひ読んでみてください。

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