フランチャイズオーガナイザーのブログ

某フランチャイズ本部長として、フランチャイズをオーガナイズならびに発展を仕掛ける仕事をしております。おかげさまで立ち上げたフランチャイズは加盟募集開始から3年で100店舗を突破しました。前々職のフランチャイザー時代には、オーナーコンサルタントチーム責任者としてFC店継続率96%を実現。その後、コンサルティングファームを経た現役のフランチャイズオーガナイザーとして、あるいは特殊なバックボーンを持つ者として、仕事の考えや思うことを発信していく所存です。

マネジメントの師匠

自分にはマネジメントの師匠みたいな存在がいます。
出会いは現在の業種と同業の古巣時代で、
以前の投稿でも少し触れましたが、

初めてマネジメントを任されるorマネジメントを追求したい方への推奨書籍 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

論理と感覚 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

現場の事業部にて、自分が初めてマネージャーに昇格した際の上司がこの師匠でした。

当時の同業古巣はザ・ベンチャーというカルチャーで、
四半期ごとで昇降格が非常に活発で、良くも悪くも実力主義だったのですが、
この師匠が率いるチームは常に断トツの結果を出していた印象で、当然のように四半期ごと昇格を果たしていた方でした。

師匠とはそれまでは軽く挨拶をしたことがある程度で、
前述の辞令で初めて身近になったので、
キャラクターがいまいち分からないまま一緒に仕事をするようになったのですが、
初日から平気でズバズバ、しかも淡々とミスを突いてくるような方で、
最初の頃の印象はすこぶる悪かったです(笑)

ただ一緒に仕事をしていくうちに、
淡々と感情が表に出にくいキャラクターのマイナス面が気にならないくらい、
ビジネスパーソンとしての本物具合(凄さ)に気づいていきました。
ビジネスシーンの正解不正解は都度目的によって変わると思いますが、
事業拡大、生産性向上という会社視点の目的で見たときに、
師匠の発言は常に本質を掴み続けていて、正解を示し続ける・・そんな印象でした。

非常に意外だったのが、
淡々と鋭い指摘をし続けるキャラクターで、人の気持ちや感情は度外視タイプだと思っていたら、
「これをこのタイミングで部下に伝えたら、おそらくその部下はこう思うから、
来週にそれを伝えた方がよい。そっちの方が効果的。」
「これは俺(師匠)から伝えるよりも翔(自分)から伝えた方が絶対響くよ。」など、
人の気持ちや感情を上手に汲み取るような、いわゆるEQも高く、
組織のモチベーションが生産性を最も左右するという考えだったことです。
元々自分もマネジメントにおいてその考えが根強かったので、
そこの価値観が合致したことで、より考えに自信を持ちましたし、
モチベーターとして機能しつつ、どう組織に属する個々の成長をプロデュースしていくかということを、
たえず師匠と議論していく中で、
自分の個性や都度勉強したことを照らし合わせながら、マネジメントの型みたいなものを作っていった期間でした。
その恩恵を受け、自分が率いたチームは結果を出し続け、
現場の事業部で初めてマネージャーに昇格した後の1年間で、
師匠の道をそのまま後を追うように四半期ごとに昇格することができました。
この時の成功体験が常勝に拘る価値観を築いた気がします。

また、組織のボスのキャラクターというのは非常に重要だと思っていて、
これはもう向き不向きの領域で、
組織のボスに不向きのキャラクターの方は、
その組織に紐づくメンバーが不幸になるため、組織のボスになっては駄目だとすら思っています。綺麗ごとではなくこれはもう5パターンくらいしか適正の型が無いとすら思います。

具体例を1つ挙げるとするならば、
意図的でも天然でも良いのですが、適切にメリハリを作り出すことができるキャラクターであることです。

緊迫した状況でない平時は、ボスはメンバーから突っ込まれるくらいの「隙(余裕)」が必要ではないかと思います。
なぜなら、どうしたって厳しい要求をせざる得なかったり、降格を告げなければならなかったり、
立場的にそういう局面がある中で、
だからこそ平時のときはメンバーに仕事や職場の楽しさを感じてもらうことが重要で、
そういう意味では、平時も緊迫していると息苦しくなりますし、
キャラクターとしてメンバーから突っ込まれるくらいの「隙(余裕)」が必要だと思うんですよね。

そういう視点で見ると、師匠は絶妙でした。
大食いという伏線から、
誰かがパンをデスクに置いているのを見ると、
「あっパンが落ちているな。食べていいのかな~」
と食いしん坊っぷりを発揮したり、
ある時に待ち合わせをしていた際に、
時間5分前にショートメールが届き、内容が
「ちょっと遅れるかも。
1時間くらい・・

 

 

うっそーん。
たぶん10分くらい遅れる。」
って、いい大人が稚拙な嘘を付いたり、
他にも(会社から1時間かけて帰るのが面倒だからと、家庭があるのに会社近くに部屋を借りたり)色々なエピソードがありますが、
普段ポーカーフェイスで本質を突きながら事業を牽引する組織のボスが、
ふとした瞬間に上記のような隙を見せてくれると、
こっちもオフのときには容赦なく突っ込めて、距離感も縮まりますし、
そうなると、よりオンのときのアドバイスや提案も素直に聞きたくなってくるんですよね。

こういう人の掴み方も絶妙に上手だった気がします。
おそらく師匠は意図して隙を見せてたわけではなく天然だったと思いますが(笑)

師匠についてはもう少し語りたいことがあるので、それはまた次回に。
ではまた。

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著作権フリーの画像で「師匠」と検索したらこれが出てきた。けして自分の師匠はこういう感じではない