フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

ベンチャーではクイック&ダーティーと即YESが勝利する話

コンサルファーム時代、自分1人で新事業立ち上げを担ってたこともあり、嫌でも「クイック&ダーティー」を習得する必要がありました。
日本語直訳で「早く、汚く」
ビジネスシーン訳で言えば「完成度は低くても構わないから、極力早く形に」といったところですかね。

アウトプットの完成度の高さにばかり意識が向くとスピードが疎かになり、
ビジネスの状況やクライアントの期待値によっては、大きく信頼を損ねることになります。
そんなときに「クイック&ダーティー」のスタンスが必要となります。
当然にクイック&ダーティーがそぐわないシーンもありますが、
ことベンチャー企業においては、
様々な局面でクイック&ダーティーの使い手が勝利している印象です。

クイック&ダーティーのメリットは、
早い段階で期待値や認識の擦り合わせが可能になること、
そして迅速性を評価されるという点ですね。
一投目から完成度に拘っていて、
相手が望む期日以降に提出した場合、
いくら完成度が高くても、相手の望んだ方向や意図と少しでもズレがあったら、もう試合終了です。
仕事遅い、本質捉える能力が低いとレッテル貼られ、終了です。
一方、クイック&ダーティーで猛スピードで一投目を投球すると、
相手はまず「えっもう着手してくれたんですか?」とまずスピードに驚き、好感度が上がります。
そしてこちら側も「とりあえずのたたき」という大義名分と共に、
「完成までにこの時点で方向性に誤りがないか御意見いただけますと幸いです。」
と投げかけることが可能になりますよね。
プレゼンと見せかけてブレストに持っていく(←エニグモ須田社長の伝説ブログ内の名言)ことが出来ます。

これらの背景から、
人も予算も限りがあるベンチャーでは、なおさらイック&ダーティーこそ勝者への近道だと断言します。

続いて、もう1つ。
自分がベンチャーカルチャーやマインドを学んだエニグモ社において(在籍していたわけでなく、ただのファンです。笑)
共同代表時代の貴重な動画を共有します。
※どうか削除されないことを願います・・

以下動画の18分23秒~19分50秒まで約1分30秒ほど御覧ください。

www.youtube.com

ここで当時の田中社長が仰っているように、
「(採用で大事にしているスタンスとして)仕事をやるときに、無理だな~、出来ないです、ではなくて、
特にベンチャーなので、何だって出来ると、任せてくれと。
YESかNOかで言ったらYESですと、そういう人かどうかは結構見ますね。」
これ凄く分かるし、これこそベンチャーカルチャーであり、ベンチャーマインドだと思います。

何か振られたときに、
自分にできるのか?時間はどう捻出するのか?できなかった際のリスクは?と考えてしまう人は、
ハッキリ言ってベンチャーの環境や独立に向いていないです。大企業の方が向いていると思います。
なぜなら、ベンチャーでは二の足を踏んでいる時点で、
社内あるいは社外の(骨の髄までベンチャーマインドを持った)ライバル達が即YESを出してくるので、
もう仕事を取られて終わってしまうからです。
二度とアナタにチャンスが訪れない可能性もゼロではないでしょう。

たしかにリスクを想像してしまうのは理解できますが、
仕事を振ってくれた上司やクライアントは、なぜアナタに仕事を振ったのか?考えてみましょう。
答えはシンプルで、アナタなら出来るという期待があるためです。
アナタには出来ないと思ったら、振られることはないわけです。

それならば、前述の田中社長が仰るように、
とりあえずYES!と言って、
その後に結果をコミットしていく道筋を立てればよいのです。
逆に言えば、そういうビジネス負荷の連続で、ビジネスマッチョになっていくのです。
ビジネスマッチョの身体を手に入れたら、
大概の案件に対して「とりあえずYES」って言った後に何とでもなるスキルや方法論や人脈を持っているので、
更に仕事が舞い込んでくるという勝利のスパイラルになっていきます。

仕事を振られ「これはYES、これはNO」なんて棲み分けしていたら、
ビジネスパーソンとしていつまでもヒョロヒョロのままです。
そして徐々にアナタに誰も仕事を振らなくなり、ビジネスパーソンとしてバリューがなくなっていくだけです。これ本当に。

纏めますと、ベンチャー企業で本物になりたいなら、
仕事を振られたら「とりあえずYES」を出し、
クイック&ダーティーで一投目をあり得ないスピードで投げ、
プレゼンと見せかけてブレストに持っていき、
そして結果にコミットする・・
この一連が重要です。

何度か当ブログでも記しているように、
今後の日本は放っておくと経済が萎み、全体が徐々に貧しくなり、普通の人が普通の生活ができなくなる厳しい環境になっていきます。
「そんな中でも、せめて当ブログをお読みいただいている意識の高いビジネスパーソンの皆様には、ビジネスサバイバル環境でも何とか勝ち残ってもらいたい。」
そういう気持ちで本日の内容を執筆してみました。
ではまた。

YES・クイック&ダーティー--------------------------------------------------------------------
株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役
フランチャイズオーガナイザー主宰
佐々木翔(sho sasaki)
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