「自分は人を見る目がある」
なんて口が裂けても公言しないようにしてます。
理由は3つあります。
1,どこまで信頼できる人物かなんて、そう簡単には分からない
2,人を見る目を定量的に把握する尺度がない
3,「人を見る目がある」と自信を持って公言していた方が、結果として人に裏切られているケースを多々知っている
この3つの理由から「自分は人を見る目がある」なんて口が裂けても言わないようにしてます。
人を見る目が主に必要とされるシーンは、企業側視点では採用面接だと思います。
自分も結構な数の採用面接を実施してきましたが、
結局、1~2時間くらいでは目の前の相手のことを深くは把握できません。
ただ仕事の精度は把握したい・・
可能なら仕事で使用しているPCのデスクトップ画面を拝見するとか出来れば、
それだけでも情報処理能力の優劣は分かりますが、
面接でそれを実現するのは難しいので、悩ましいです。
では何を持って採用面接において判断軸にしているか?
それは柔軟性=変化が期待できるか?
という点です。
自分は人を見る目がないという前提で、
面接の場の発言とか表情などを鵜呑みにするのは博打に近く、
信じられるのは、こちら側(会社や事業部)の育成ノウハウやマネジメント環境です。
つまり、採用面接に来た方が今どんな能力値であっても、
柔軟性があれば確実に成長するので戦力化できるということです。
ですが、どんなに弊社の育成ノウハウやマネジメント環境が優れていても、
今までのビジネス人生の方法論に固執しているような柔軟性のない方では、
成長に膨大な時間を要すと思います。
ベンチャー企業にそんな時間的余裕はありません。
こういった理由から、やはり相手の柔軟性への依存度は高いものです。
そのため、採用面接では、
とにかく相手の柔軟性だけを把握するために、
あれこれ質問したり、こちらの話に対してのリアクションを徹底的に洞察してます。
ちなみに我らFC事業部は自分を除いて現在8名。
8名中6名は元々同じ会社で一緒に仕事をしていたメンバーです。
一緒に仕事をするというのが、最も相手を理解できますし、
仕事仲間であった存在の採用はやはり最も手堅いです。
今の結果がそれを証明してます。
ビジネスパーソン側の視点で言えば、
一緒に仕事をしたことのある方からのオファーというのは、
間違いなく評価をされている本物のオファーということですので、
誇ってよいと思います。
(裏を返せば、一緒に仕事をしていたからこそ、オファーポジションや待遇=過不足ない実態とも言えます)
閑話休題。
「人を見る目」に関しては控えめなくらいで捉えておくのが健全ですね。
ちなみに加盟開発を任せているAちゃんは、
見た目とかキャラクターの要素から、絶対に暑がりだと勝手に解釈していたら、
実は寒がりだと最近発覚しました。
自分の人を見る目なんて、そんなレベルです。
ではまた。