フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

加盟前最終面談とN-BOXのこと

先日、加盟前最終面談にお2人同席されるというケースがありました。
どちらも男性で1人は50歳、1人は26歳。
名刺交換すると2人とも(別々の会社の)社長。
ん?不思議だ・・と思ったので、
どういう関係なのかを伺いました。

年長者の方が会社経営の傍ら、
社会人のサッカーチームの運営もしており、
そこに所属していた選手の紹介で、
この26歳の方もそのサッカーチームに所属するようになったと。
年長者の方いわく、
「(サッカーの)プレーを見れば、仕事ができるかどうか大体分かるんです」
と仰っていて、この26歳の方のプレーを見て「コイツはかなり仕事ができる!」と感じ、
一緒に仕事をしよう!となったそうです。
既にこの26歳の方は会社を持っている状況でしたが、
その片手間でよいのでと、
年長者の方の会社の1つの事業も任せるようになったとのことでした。
つまりサッカーを通じてビジネスパートナーになったという珍しいケースでした。

当ブログでもちょこちょこ記しておりますように、
自分もサッカーが人生軸の1つですし、
仕事においてもチームビルディングの答えらしきものは、
確実にサッカーから学んだものです。
そのため、上記エピソードを伺っただけで高い好感を抱きました。笑

その後、いつも通りしっかりと加盟前最終面談でお伝えするべき内容をお伝えし、
意見交換をした後、無事に加盟が纏まりました。
終盤に「自分も実はサッカーが人生軸の1つなんです」と伝えると、
そこからまた盛り上がってしまいました。
ちなみにそのやり取りの中で、
26歳の方が、2001年ジュビロ磐田の伝説的フォーメーションN-BOXを把握されていなかったことが衝撃で、
ちょっとショックでした。笑
ジェネレーションギャップは理解するものの、
その言葉で片づけてはいけないくらいの日本サッカー史に残る発明戦術ですので、
どんどん後世にも語り継いでいかなければならないなと感じました。

N-BOXについては当ブログ開始から2記事目に記しています。
N-BOXこそ究極の組織と思う話 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

フォーメーションや戦術ありきで人を当て込むのではなく、
人ありきでフォーメーションや戦術を考えられたN-BOX
この観点は以前にも書きましたが、
今回は一歩踏み込んだN-BOXを少しだけ記します。

まずそもそもN-BOXが誕生した背景として、
クラブ世界選手権の出場権を得ていた当時のジュビロ磐田が、
初戦の対戦相手である銀河系軍団レアル・マドリードを撃破するために発案されたのです。
前年2000年の磐田は、従来の3−5−2を採用していましたが、
このシステムはレアル・マドリードのような格上と対戦して押し込まれると、
ウイングバックが最終ラインに吸収され、5バックにさせられる危険性がありました。
それではボールを奪っても攻撃に転じることが難しい。
「そこで、はじめからウイングバックを置かないのはどうだろうかと考えた。
もうひとつ、中盤にいい選手が多かったから、彼らの能力を最大限に生かしたいという思いもあった。
だから、ワイドに選手を置くのではなく、
中盤をコンパクトにして中央を固め、(相手には)サイドにボールを出させて、
チーム全体で一気にプレッシャーをかけて奪い取ろうと」(当時の鈴木監督談)

サッカーに詳しい方ならお分かりだと思いますが、
ファーストポジションで5レーンのアウトサイドに選手を配置しないチームなんて、
時流云々ではなくまず見たことないですよね。
そんな前代未聞の戦術が当時世界最強のチームとの対戦でどういう結果だったのか?
想像するだけでワクワクしますね!

...色々綴っていたら、加盟前最終面談の話からの派生でだいぶ長くなってしまいました。
フランチャイズ関連のブログなのにサッカーの話題が多すぎてすみません。笑

N-BOXをさらに深堀したいという方々は以下を御参照ください。
ではまた。

sportiva.shueisha.co.jp

number.bunshun.jp

 ↓5分11秒~

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