これもう仕事をしていて1つの結論であり真実です。
仕事において感情こそが一番の起爆剤です。
例えば同じ新プロジェクトを任せられた2人(AさんBさん)がいたとして、
Aさんは、そのプロジェクトを成功させると、
困っている人を救うことに繋がると明確に理解し、
且つ実際その困っている人の話を聞き、その困っている人の感情を共有しているとします。
一方「せっかく任命されたし、とりあえず頑張るか!」というBさん。
おそらくスタートラインでは、一見どちらも前向きに見えるし、優劣が分からないでしょう。
ただ半年後、1年後、どちらが結果を出すか?完全にAさんです。
理由は感情が乗っているから。
感情論でもう1つ。
前述のAさん、Bさんの話でもう1つ例題として、
Aさんの設定はそのままとして、
Bさんがこの新プロジェクト任命の直前に、
社内の評価で降格の辞令を受け取ったばかりだったとしましょう。
Bさんは前向きな性格で、その降格を真摯に受け止め、
次の評価では必ず昇格するんだ!と意気込み、
この新プロジェクトにも前のめりです。
この場合はAさんBさん、どちらが結果を出すでしょう?
・・・おそらくこのケースでもAさんのほうがダントツで結果を出すと思います。
同じく感情が乗っかっていても、
自分だけで完結している感情なのか、
はたまた他の誰かのそれを継承している感情なのか、
これ実は物凄い違いです。
ビジネスパーソンとして、人間として、
「自分のため、家族のために仕事を頑張るんだ!」なんて感情は正直たかが知れてます。
なぜならその感情は大概の成人が持つものだからです。差別化となりません。
一方、困っている人を救う、そしてその困っている人の感情を継承するというのは、
誰でも出来ることではなく、このプロジェクトの成功が困っている人を救うことに繋がる・・・
そしてその困っている人の顔を浮かべ、感情が持てる・・・
この状態というのは、とてつもないパワーとなり、
あらゆる障害も圧倒的な行動力で飛び越えることが出来ます。
カナダのブリティッシュコロンビア大学の3人の心理学者の研究結果として、
「受ける喜びより与える喜び」は幼児にもあるというのを御存知でしょうか?
人間成長の3つの心 | シューワ
幸せの種『与えるという行為は、幼児でも持つ喜びであり本能でもある』 | 幸せの種のブログ
また、人類誕生までのプロセスを遡っても、
草原ではか弱い存在だったが「仲間を持つヒト」になることで、
厳しい生存競争を生き抜いてきた歴史があるのです。
栄養豊富な肉を食べることで脳が急速に発達し、
互いを思いやる心が生まれ、心を持つ「ヒト」へと飛躍しているのです。
つまり「人が人に与える喜び」「困っている人の感情を継承する」などは、
誰もが本能的に持ち合わせている資産なんですね。
にも関わらず、自身の私利私欲だけ、自分の家族だけという視野になってしまいがちなのは、
ある意味で、我々人間が生きる環境が豊かになり過ぎた代償なのかもしれませんね。
閑話休題。かなり話が逸れましたが、
ビジネスにおいて感情こそが一番の起爆剤の話。
現在率いるフランチャイズでも、
競合対比で質の高いオーナーに多数加盟いただくことができた所以は、
加盟前に自分が「なぜこのフランチャイズを立ち上げたのか?」ということを感情を乗せてお伝えしてきたからだと思ってます。
自分よりプレゼンが上手な方、自分よりトークが秀逸な方、いらっしゃるかもしれません。
ただ大変恐縮ですが、イチ加盟開発担当の方には負けないと思ってました。
なぜなら自分はフランチャイズを立ち上げた張本人で、
どんな背景で、どんな思いを持ってこのフランチャイズを立ち上げ、
この先どうしていきたいのかを感情と共にお伝えできるから、です。
営業は一切しませんが、そういう加盟検討者の方が知りたいエピソードに感情を込めることは非常に意識してきましたね。
これはビジネスシーンの受け手のときによく感じることなのですが、
取引先との商談や採用面接の際、
凄く頼もしく、情熱が伴っていそうな言葉を発していただけることがあります。
ただその言葉たちが、心の底から発せられたメッセージか否かというのは不思議なものですぐに分かってしまいます。
「あ~上滑りしているな~」と感じてしまうことも多々。。。
心底情熱が伝わってくるときって、
その発言する方の何かしらの要素に感情が乗っているので、
雑念を感じる余地や隙間がないくらい受け手の心に響いてくるので、
自然とこちらもポジティブなリアクションを取ることが多いです。
今自分がフランチャイズ業界の健全化や地方創生を強く掲げていること、
これも感情が根底にあります。
不健全なフランチャイズに加盟してしまい、
ひどい目にあった皆様のお話を伺ったり、
地方の衰退をこの目で見てきたから、
そこに感情が動き、信念となり、そこに向けて今自分にできることをやり続けているのです。
余談ですが、このFCオーガナイザーのブログを1年1ヶ月続けてきて、
速攻で記事を書き終えるときって、
何か出来事があって、感情が動いているときです。
何かしらの感情を持っている記事は本当に驚くほどのスピードで1記事が書き終わります。笑
そしてその感情のまま執筆するため、そのままそれがターゲットセグメント読者にも響くんですよね。
「仕事に感情を持ち込むのは避けたほうがいい」と言われていた時代もありましたが、
ネット全盛、コロナ禍の現状で、
リアルの機会が少なくなりつつある今だからこそ、
仕事に感情を持ち込むべきだと強く言いたいです。
働く皆さん、最近「喜怒哀楽」どれでも良いですが、仕事で感情を持った出来事ありましたか?
もし感情揺さぶられる出来事があったのであれば、
そこにアナタが立ち上げるべき事業や関わるべき事業、あるいは立ち上げるべきプロジェクトや関わるべきプロジェクトのヒントがあるはずです。
繰り返しますが、感情が揺さぶられるというのは、アナタの興味とか自己完結の話ではないです。
これは個人的な主観ですが、興味とか関心事で事業を立ち上げてよいのは20代~30代まで。
40代以上なら社会的意義や社会貢献性を考えた事業を立ち上げないと、幼稚に見えてしまいます。
直近の自身を振り返り、分析してみましょう。
他の誰かの話、困っている人の話、打開しなければならない現状を目の当たりにしたことで、感情が動いたか否か。
振り返ってみて、仕事で感情が動くことがなかった・・という方、危機感持ちましょう。
そもそも感受性が乏しくなっているのかもしれません。
感受性が乏しい→感情が動く機会が少ない・・・
これではこれからの時代、質の高い仕事は出来ませんよ。
ではまた。
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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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