フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

「取締役の心得」目指せ役員!という方あるいは役員適任の方への推奨書籍

冒頭、少しだけ自分の昔話をさせてください。
ひょんなことから高校生の頃から芸能界に入り、約7〜8年で何社か事務所も渡り歩きました。
その中で、色々思うことがあり、自分でプレイヤーを兼ねて事務所を作った方がいいと判断し、
事務所みたいな団体を自ら立ち上げたことがありました。それが21歳の頃でした。
今回の本題ではないので具体的なエピソードは割愛しますが、
その事務所風団体時代の日々は、自分が考え、行動しなければ、団体に属するメンバー約10名の人生が終わる(と思い込んでいた)という日々でした。
この年齢でのこの経験が、
間違いなく自分のリーダーシップ・マネジメントの素養を磨くことに繋がりました。
数年後に本気で組織のリーダーになりたい方への推奨書籍 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

結果的に20代で芸能界を卒業し、
一般社会へチャレンジをすることになったわけですが、
前述の経験があったからか、ビジネスパーソンとしてデビューしてからも、
最初から「誰かの指示を受けて仕事をするのが恥ずかしい」という感覚がありました。
どの組織でも、組織の全体像や方向性と自分のミッションを照合し、
どんな「結果」を残すことが正解かを定める・・
そしてその結果を出すために必要なことを自ら思案→行動を自然と実施し続けてきました。
要は指示を受けなくたって、結果を出す自負があることと、
その指示内容が盲点だった場合、そこに自身が先に気付けなかったという要素で、
「指示を受けることが恥ずかしい」のです。(余談ですが指示が本質的で無かったり、既に着眼していたりする内容だと、イラっとしてました。笑)

芸能界で仕事をする=完全に個人事業主です。ギャンブル以上にギャンブルです。
また、事務所風団体を運営していると、
何時間働いたからいくらお金がもらえるという概念が当然に皆無なので、
組織に属すようになってからも、
今日は何時間働いたからOKとか、休みだから仕事しなくてOK~などの概念が一切なく、
自分が出すべき「結果」から逆算して必要と感じたことは、
勤務時間外だろうが、休みの日だろうが取り組んできました。

こういった背景があるので、
芸能界を卒業し、組織に属すようになってからも、
自らを「サラリーマン」や「従業員」と捉えたことは1秒もないです。給与が保証されてると安心したことも1秒もないです。
視点を変えれば、もし自身が指示を受けたことだけこなす「サラリーマン」や「従業員」的なマインドで仕事をしていたら、
ダサすぎて自分自身のことを大嫌いになる、そんな感覚です。

・・と前フリが長くなりましたが、
こういう感覚を持ってどの組織でも仕事をしてきた中で、
今回の推奨書籍「取締役の心得」を読んだとき、
妙に合点がいく感覚になりました。

本書の冒頭に以下のような内容が記されています。
取締役は勤め人としては最高の到達点である。
~中略~
管理職となり、その中で成果を積み重ね、ようやく取締役の座を射止める。
取締役就任はビジネス人生の一つの「証」と考えていいだろう。

やや時代錯誤を感じるのは否めないものの、
今でも上場企業では、1つの会社で継続的に勤めてステップアップし、
取締役を含めた役員になることがステータスで、
多くのビジネスパーソンが目指せ取締役!で仕事をしているでしょうから、事実として捉えた方がよいでしょう。
ですが、そもそも取締役になれる人の確率は1,000人中1人、約0.1%。
殆どのビジネスパーソンは部長にもなれずキャリアを終えるのが現状のようです。

役員役員に「昇りつめる人」の小さな共通点【1】 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

つまり猛烈に仕事に打ち込むのは大前提として、人望そして何より結果などが伴った先に、
ビジネス人生の「証」として取締役の職位があるみたいなところですかね。

一方で、これが本書を推奨する理由でもあるのですが、
取締役=全てのサラリーマンにとって一度は目指したいポジションではあるものの、
取締役の負うべきリスクがしっかり記されています。

まず取締役が従業員ではないというのは御存知でしょうか?
咀嚼しておいた方が話が早いので、
職位と契約形態(委任・役員/雇用・従業員)を下に纏めました。

職位・FC本部役員
ややこしい話ですが、
執行役員は役員ではなく、従業員なんですよね。
あくまで取締役からが役員です。
また、余談ですが、役員の名称において、
会長、社長(代表取締役)、副社長、専務、常務、取締役・・など様々ですが、
会社法上は実は全員「取締役」でしかないのです。
専務や常務といった呼び方は、あくまで会社の中で決めている呼び名で、
ほぼ社内でのあだ名だと個人的には思ってます。笑
CEOやらCOOやらと英語を駆使したとて一緒です。
会社法上はCEOもCOOもただの取締役なんです。

閑話休題
取締役は会社との関係が、雇用契約ではなく委任契約なのです。
雇用契約は労働法に守られ、よほどのことがない限り、
理不尽にクビを切られることはないでしょう。
ですが、委任契約の取締役は、労働法の保護は一切無く、
極論、株主総会や取締役会で解任動議が発動されて、
それが可決されてしまえば、即刻クビになります。

また、繰り返しますが取締役は従業員ではないので、
社長同様に経営責任が問われます。
場合によっては、解任されるだけでなく、
株主代表訴訟により株主から損害賠償請求を受けることもあります。
株主代表訴訟が起こり得るケースとしては、
主に「善管注意義務」と「忠実義務」を怠った際、
任務懈怠(けたい)責任を問われて・・というものがあります。

総じて、取締役というのは勤め人の最高峰であり花形であり、
当然報酬も桁違いになってくるケースが殆どなわけですが、
一方で、従業員ではなく経営陣なので、
何の保証もないし、経営において結果が出なければ、
いつ何時さよならのリスクを背負っているのです。

これを読んでいる皆様、この取締役のリスクの側面を読んでみて、
何を感じるでしょうか。
もし少しでも「いや~怖いな~」「自分には無理かも」と思われた方は、
取締役のオファーがあっても断った方がよいです。
それがアナタのためであり、会社のためです。

一方、ここで述べたような取締役のリスク側面が、
一切リスクに感じない、いわば長年常にそういうスタンスで仕事をしてきた!という方は適任だと思います。
アナタこそ勤め人の最高峰、花形に相応しいです。0.1%の方です。
そういったアナタは遅かれ早かれ、
取締役や役員オファーが届くはずなので、
今回推奨の「取締役の心得」を読んで、準備しておくとよいでしょう。
ではまた。

取締役の心得・書籍・FC本部役員

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株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
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ビジネスファンタジスタ前田社長のお話

新時代のFC本部を作り上げた前田社長。
新時代のフランチャイズ②「まがりDEバナナ」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ
まがりDEバナナは既に80店舗展開で、早々に100店舗もいよいよ現実的となってきたそうです。

以前の記事をキッカケに前田社長とは仲良くさせていただくようになり、
諸々の背景から先日対話を実現させていただきました。
※前田社長お住まいの建物の地下ラウンジみたいなところでやり取りしましたが、
埼玉県民には免疫が無いオシャレ空間でした。笑

一応初対面だったわけですが、
zoomをキッカケに連絡頻度も少なくなかったので、全く初対面の感覚がなく、色々やり取りさせていただきました。

相変わらずアイデアが豊富で、
(盤石なリソースをもとに)実行力も兼ね備えている方なので、
次から次へと「いま実はこれをやってまして・・」「裏で実はこんな構想も練ってまして・・」など、
ビジネスアイデアの話が盛り沢山でした。
前回もそうでしたが、受け手としては「そんな機密情報教えてくれちゃっていいんですか?」というヒヤヒヤもあり(笑)
ただそれも信頼していただける証ということで嬉しい限りです。

こんなにもビジネスアイデアが豊富で、
まさに多角化を実現している前田社長ですが、
(前回の記事でも記したとおり)本業はファイナンシャルプランナーなのです。
そこには強い拘りというか信念を感じたため、理由を伺うと、
「シンプルに人の役に立ちたい」ということらしいです。
お金の悩みというのは、どの方にも多かれ少なかれ存在するものの、
どうしても性質的に相談しにくいものです。
そのため、前田社長の元を訪れ、お金の相談をなさる方は「意を決して」という方も多いようです。
そしてそのお金の悩みを解決差し上げると、
涙を流して喜んでいただけることも珍しくないそうです。
前田社長はそんな経験の連続で、
これは一生やり続けようと決心したとのことでした。
・・格好いい!なんて男前なのだ!と感じました。

そんなファイナンシャルプランナーとしての前田社長は、
書籍も出版されております。
「読むだけで1億円以上得する! お金ドリル88」2020/11/28 

帰り際に、さらっと「本、差し上げますね」とプレゼントしていただきました!

というわけで早速、拝読したのですが、
ドリル形式になっていて、非常に読みやすいです。

横浜から新宿までの定期券(1ヶ月定期8,500円)をクレジットカード(還元率1%)で購入した場合、
ポイントは年間でいくら貯まるでしょう?
①1020ポイント
②1536ポイント
③2052ポイント
④3492ポイント

このように全ての設問に正解を想像→答え合わせを出来るので、
無駄がない書籍として、非常にオススメです。
(上記の正解を知りたい方は書籍を御購入いただけますと幸いです。笑)

さてさて、そんな前田社長。
ファイナンシャルプランナーとしての本業がありながらも、
まがりDEバナナをキッカケに偶然フランチャイズ展開をスタートすることになり、
いまやフランチャイズ業界の風雲児的存在になりつつあります。

そのため、フランチャイズオーガナイザー視点で、
フランチャイズ展開をなさってみて、率直に今の所感どうですか?」と聞くと、
フランチャイズ、凄いです。驚きました!」と笑顔で仰っていて、
フランチャイズ業界に情熱を捧げる者としては、何だか無性に嬉しくなりました。

既にリリースされているまがりDEマジ牛タン含め、
まがりDEシリーズで今後も新たなFC構想をお持ちのようですが、
幾つかのFCを全国展開した後に見据えるのは「地方創生」とのことでした。
これまた自分とベクトルが同じでテンション上がりましたね~。

フランチャイズ業界の健全化→地方創生→日本を元気に!
同志の皆さんとしっかり実現していきたいですね。

ちょっとしたキッカケから生まれた接点ですが、
前田社長との出会いは本当に良い出会いでした。
ではまた。
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「日本の法人フランチャイジー」我こそはフランチャイズ業界人だ!という皆様への推奨書籍

タイトル該当の方々にぜひ推奨したい書籍がこちらです。

書籍「日本の法人フランチャイジー:消費経済の知られざる担い手」
川端基夫 (著)

フランチャイズ関連書籍の中でも、完全なるアカデミック寄りの書籍となります。
これまでフランチャイズに関する書籍は数多くありましたが、
法人フランチャイジーにフォーカスした書籍は初ではないでしょうか。

これまでのあらゆるフランチャイズに関する研究は、
英語圏での研究も含めて加盟店=個人という前提で進められてきたようです。
たしかにアメリカでは、加盟店の個人比率は70%とのことですが、
実は我が国においては、十数年前の時点で加盟店の70%以上が法人によって運営されているというデータがあるようです。
日本のフランチャイズ市場はいまや26兆円と言われており、
我々の消費生活に大きな影響を与えるようになった昨今で、
法人フランチャイジーは日本の消費経済を支える重要な存在となっています。

つまり、これまでの(主に英語圏での)フランチャイズに関する学術研究が、
我が国のフランチャイズの実態とは乖離があるという観点から、
著者が本書籍の執筆に至ったようです。
あとがきでも以下のような言葉がありました。
本書はこのような現実から、これまで黒子としてほとんど表に出ることが無かった法人フランチャイジーのベールを剥がすことに挑んだものである。
法人フランチャイジーの研究上の意義の整理から始まり、
日本における拡大の歴史、その全体像と意思決定の特性、
さらには消費経済に果たす役割などについて検討を行った。
また、多くの法人フランチャイジーが中小企業や地方企業であることを踏まえて、
そのような企業にとってフランチャイズという仕組みがどのような可能性と意義を持っているのかについても検討した。

また、本書の本筋ではないものの、
個人的に改めて確信を持つことができた内容として、
以下の内容を抜粋します。
法人フランチャイジーのビジネスチャンスが単純に人口に比例しているかというとそうではない。
(省略)
すなわち法人フランチャイジーは単純に人口に比例して分布するだけでなく、
人口順位が中位クラス(12~28位)の地方圏においても、
その市場ポテンシャルを超えて法人フランチャイジーが分布する地域が存在していることが分かる。
このことは、フランチャイズビジネスは地方圏でも貴重なビジネスチャンスを提供しており、
法人フランチャイジーが成立する余地が大きいことを示唆するものと考えられる。

当ブログでも定期的に自分が唱えている「フランチャイズは日本の地方創生に貢献できる」
これがアカデミック視点でも大きな可能性が語られており、
より確信が持てました。

あとはとても余談ですが、
日本のメガフランチャイジーの定義は、
「運営店舗30店舗以上、もしくはフランチャイズ事業の売上が20億円以上」
だということも本書で初めて把握できました。皆さんも覚えておきましょう。

このように挙げればキリがないほど、
フランチャイズビジネスにおいて学びと気付きの多い一冊です。
これらの要素から、
書籍「日本の法人フランチャイジー:消費経済の知られざる担い手」は、
ザー・ジ―・コンサル・団体問わず、
我こそはフランチャイズ業界人だ!という皆様全員が読むべき推奨書籍です。
フランチャイズ業界に関するあらゆるファクトのアップデートが実現できると思います。
該当の方はぜひ読んでみてください!
ではまた。

書籍「日本の法人フランチャイジー:消費経済の知られざる担い手」 川端基夫 (著)

【編集後記】
自分が本書を手に取ったキッカケは、
こありん先生ことフランチャイズ研究会 会長山岡先生が推奨してくださったことでした。
フランチャイズ研究会 会長 山岡先生 - フランチャイズオーガナイザーのブログ
なかなか街の書店で販売されていることが少ないので、
推奨が無ければ間違いなく本書を発見することが出来なかったと思います。
山岡先生に感謝申し上げます。
非常に勉強になりました。ありがとうございます!
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「新しい単位」息抜きが必要な方への推奨書籍

推奨書籍シリーズです。
今回紹介するのはサブカルの名著です。

最近当ブログもなんだかお堅い内容が多く(明日から考察シリーズ2を開始しますし)なってきましたが、
当ブログは「フランチャイズ」という最大のキーワードが軸としてあれど、
読者層をフランチャイズ関係者に限定したくないとも意識しております。
理由としては、現在フランチャイズに全く関与がない方々が、
自分のブログキッカケでフランチャイズの面白さやフランチャイズの魅力に気付き、
フランチャイズ業界に入ってくるということも視野に入れておかないと、
フランチャイズ業界の健全化は遠のくと考えているためです。
この旧態依然としたフランチャイズ業界こそダイバーシティが必要だと思うのです。
かつての自分のように元々芸能界にいた人間が15年後フランチャイズオーガナイザーとして頑張る・・なんてこともあり得ますからね。

このような背景から「様々な方にお読みいただきたい!」
そういう視点で、たまにゆるい内容も挟もう~という前フリからの今回の推奨書籍はこちら。

書籍「新しい単位」

元々は2006年に発売されたもので、
今は文庫版しか発売されていないようです。

この「新しい単位」の内容を一言で表すと、
シンプルにくだらないです。笑
世界単位認定協会というなんだか格式高い協会を名乗ってますが・・
ビジネスパーソンにとって、何の知識にもならない内容ばかりが記載されています。

要はこの世界単位認定協会が新しい単位を発案していくという趣旨の書籍なのですが、
例えば本書の中では「若々しさ」を表す単位を1Mg?(マジで~?)と定義づけています。
理由は、そもそも若者の言語である「マジで~?」を、
中年が驚いたとき中年が発することで若々しさを感じ、
若々しさの単位をMg?(マジで?)と定めたとのこと。

・手放し運転をする若々しさ→2Mg?
・コーラを飲む人の若々しさ→5Mg?
・土手でケンカする若々しさ→470Mg?
などです。

「たくましさ」の単位は1Ht(ヒツーチ)のようです。
非通知を拒否設定にしている方が多い中で、
非通知着信も平気で出ることができるたくましさ、これを単位と定めたとのこと。

・水なしで薬を飲むたくましさ→3Ht
・雨天決行のたくましさ→128Ht
・雪山で眠らないたくましさ→1780Ht

などです。

個人的には面倒臭さの単位1Yg(ゆぎり)が好きです。
カップやきそばの湯切りをする際に、
かやくや麺は流さないようにする面倒臭さが由来だそうです。笑

くだらない本を読みたいテンションの方、
あるいは最近なんだか張りつめていて息抜き必要だな~と感じる方への推奨書籍です。
ではまた。

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「MBAの超基本」初めて経営を勉強する方あるいは経営的知見を持っていきたい方への推奨書籍

推奨書籍シリーズです。
もう7年前の書籍になり恐縮ですが、
標題のとおり、初めて経営を勉強する方あるいは経営的観点を持ちたい方への推奨書籍となります。

書籍「マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本」 

 自分が当時読んだキッカケは、
ちょうど前々職のFC本部時代にオーナーコンサルチームを立ち上げることとなり、
オーナーにコンサルといっても「あなた経営経験ないでしょ?」と一蹴されてしまっては即終了、存在意義無しとなってしまうので、
経営的観点を養うべく、「経営」とか「MBA」とか、そのあたりのキーワードで一通り書籍を読んでいた時期で、その中の1冊という感じです。

最近はタイムリーにフィードバックの時期で、
平時以上にメンバーの成長に敏感な時期だからこそ、
ビジネスパーソンとして成長してもらう為に、
最も効率がよいのは「経営的知見」を持ってもらうことだという結論に至りました。
そしてその導入として、どの書籍がよいだろう?と考えました。
活字が得意な方は、いきなりグロービズ系の書籍を読めると思いますが、
そういう方ばかりではないと思うので、
まずは入口としてはどの書籍がよいかな~と振り返った中で、
この書籍に辿り着きました。

マンガ形式なので、絶対的に読みやすさが担保されています。
途中で読むのを諦める・・という可能性が限りなくゼロに近いというだけで、
誰が何と言おうと優良書籍です。

そのうえで、
クリティカルシンキング/マーケティング/会計ファイナンス
定量分析/リーダーシップなどの基礎が盛り込まれていて、
いわゆる経営的知見の入口として中身も秀逸です。

個人的には、現在は事業部のみならず会社のPLもキャッチアップしてますが、このフェーズでもたまに上記書籍を読み返すと、
意外に盲点というか都度状況に応じた気付きがあったりします。
いかに基礎が大事か、ということですね。

いずれにせよ、興味ある方はぜひ一読どうぞ。
ではまた。

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「誰もが人を動かせる!」数年後に本気で組織のリーダーになりたい方への推奨書籍

タイトルそのままですが、
数年後に本気で組織のリーダーになりたい方への推奨書籍となります。

書籍「誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命」

書籍「苦しかったときの話をしようか」に続き、
USJをV字回復させた伝説のマーケター森岡毅氏の書籍となります。
もう完全にリスペクトしているビジネスパーソンなので、
森岡毅氏の書籍は全て読破してますから、
確率論的に2回目の推奨書籍シリーズ登場は何も不思議ではないです。

本書籍は「生まれながらのリーダーなんていない」と断言するところから記されています。
特殊能力を持った人だけが「リーダー」になっていくのだと子供の頃から刷り込みされる世の中になっているが、
実は専門性に限定されず、誰もが発揮できる職能横断型のスキルと著者は定義しています。

いつだかのブログでも自分も記しましたが(ビジネスサバイバルに必要な8つの能力を均等に伸ばそう - フランチャイズオーガナイザーのブログ)
リーダーシップはビジネスサバイバルに必要な8つの能力のうちの1つです。

次にリーダーシップを身につけて得られるメリットとして本書籍内では以下3点に纏められています。

1,1人では出来ないことでも実現できるようになる

2,劇的に経済的に豊かになっていく

3,自分の人生を生きる幸福感を激増させることができる

これ結構序盤に書かれていますが、
個人的にはこの3つが記されている時点で感銘を受けました。
なぜなら、ビジネス人生の約9割をリーダーシップ発揮側で生きてきた自分の視点からすると、
これを大衆に向けて販売する書籍に記すこと自体、
森岡毅氏の太っ腹具合と言いますか、器が大きいと言いますか、
例えるなら、マジックの種明かしに近いです。
この種明かしをしない方がビジネスシーンにおけるリーダーの希少価値が増すばかりなわけですが、
それ以上に森岡氏は今後の日本経済、GDPを危惧しているようです。
本当にこのままだと日本はマズイ・・
早急にもっと日本から多数のビジネスリーダーを輩出し、
グローバル社会でも、多数の日本人がきちんとリーダーシップを取っていくべきだと・・
本書籍内で明確にこのようなことが記されているわけではありませんが、
おそらくこういう発想でこの書籍を執筆されたのではないかと、森岡毅フリークとして勝手に解釈してます。笑

ちなみに他に本書籍の中で、個人的にインパクトがあった一部を紹介します。
「だから私はリーダーシップこそが最強スキルだと考えています。
これからのAI時代においても、人間が社会性動物である限り、
リーダーシップこそが最も求められる人類最強スキルであり続けるでしょう。
そして最強スキルには最高の値札が付くことも構造的に担保されています。
~中略~
そんなリーダーシップ人材の上澄み層は、はっきり言って成功したプロスポーツ選手よりも稼ぐことができます。
スポーツ選手よりもずっと長く、歳をとっても何十年も高い年収のまま現役を続けることができるからです。」

ちなみによ~く誤解されがちですが、
リーダーシップとは、偉そうに権力を振りかざすことではありません。

よく出世欲が強い人が「偉くなりたい」なんてことを言うのを耳にしますが、
そういう表面的な憧れであったら(組織のメンバーを不幸にするだけなので)リーダーは目指さない方がよいですし、
本書籍の中でも森岡氏もこのように綴っています。

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この考えも激しく共感します。
無意味で過剰な上下関係の打ち出しは、組織にとってメリットが薄いです。
とはいえ、当然(実力・成果・経験など)何かしらの根拠や理由があって各職位があるので、リスペクトは必要です。ただそれが過剰である必要はないということですね。
自分もビジネス人生において、どの職位よりも長い時間「本部長」をやってますが、
ある時期からは全く肩書に固執が無くなり、
今では「本部長」は自分のあだ名くらいにしか思ってません。笑
本部長もイチ役割に過ぎないのです。

ちなみに自分は21歳の頃の環境が、
リーダーシップを身につけるうえで非常に有意義でした。
その自身の体験談を振り返っても、リーダーシップは誰もが意識次第で獲得できるスキルというのは納得です。
(いつかその体験談も記したいと思います)

話が逸れましたが、
数年後に本気で組織のリーダーになりたい方に対して、
この書籍は強く推薦できます。
該当の方はぜひ読んでみてください。

f:id:franchisor:20210214200945p:plain



「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?」飲食業をチェーン展開されている経営者の方への推奨書籍

推奨書籍シリーズです。
この年末年始休暇の初日に衝動で3冊ほど本を購入したのですが、
やはりその時点での興味の深浅度合により、
読破のスピードが変わってくるものですね。
今回購入した3冊の中で、
数時間で一気に読み終えてしまうほど、
非常に興味深い内容だった書籍がこちらです。

書籍「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?」

推奨のメインターゲットは、
効率化によるPLやFL改善が話の軸ではあるので、
飲食業や業種問わずチェーン展開ビジネスの経営者、
もしくは経営幹部などのいわゆる経営層の方でしょう。
(このマインドと行動力があれば、
そのお店がそう簡単に閉業することはないと断言できるほどのヒントが詰まっていますよ)
くわえて、タイトルどおり、
ミシュラン一つ星を獲得しているレストランのオーナーシェフが、
自身のお店の業務改善のヒントを模索するためにサイゼリヤでバイトした行動力や、
その行動からの気づきを得る洞察力などは、
向上心を持つビジネスパーソンの方も読むべきかもしれません。

この著者の方が、現在の一つ星レストランを経営するに至るまでの料理人としてのプロセスも、
学ぶべきポイントが多々あります。
少しだけ引用すると、
「一流になりたいなら、一流に学ばない限り、そのレベルには到達できない」
と結論付け、
一流料亭やイタリアの三ツ星レストランでの修業過程などは、
刺激を受ける方も多いのではないでしょうか。

また、昨年夏に発売された書籍ですから、
イムリーにwithコロナとの闘い方も具体的に描かれている点も推奨ポイントです。
飲食業界全体が窮地に陥ったのは周知の事実ですが、
いち早くリスクを察知し、準備を整えた後で、
命と経済の両方を守る前提で営業継続を判断し、
医師が来店されるほどの徹底した対策の取り組みにより、
3~5月に黒字を達成したというから驚きです。
このエピソードにはマネジメントに絡む話もあり、
個人的な共感も多々ありましたね。

ちなみに余談ですが、
映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」を見た後に、
無性にマック行きたくなるのと同じように、
この本を読み終えると、ほぼ確実にサイゼリヤに行きたくなると思います。
特に(本を読んだ方なら共感いただけると思いますが)エスカルゴのオーブン焼きは絶対注文したくなります。
早速、昨日食べてきました。笑

閑話休題、経営層の方あるいは向上心を持つビジネスパーソンに上記書籍を推奨します。
ではまた。

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