我々のフランチャイズにおいて、自分がSV(スーパーバイザー)に求めるレベルが標題です。
スーパーバイザー以上（コンサルファームの）コンサル未満
まずスーパーバイザーとは何をする人か？
そのままですが、スーパーバイジングする人です。
ではスーパーバイジングとは何か？
「加盟店が本部の方針、指導、マニュアルに従って運営しているかをチェックすること」です。
（直営・フランチャイズ問わず）チェーンビジネスというのは、
まず求められるのがサービスの均質性です。
エンドユーザーに対して、
全国どこの店に行っても同じサービスが受けられるという信頼を与えることが肝要です。
そのため、フランチャイズ展開をする本部にとっては、
その均質性を加盟店に対して求め、維持するために存在するのがスーパーバイザーということですね。
なので一般的なSVのイメージでいうと、
チェック表みたいなのを持参して店舗巡回（臨店）をし、
各店の状況を見て、チェック表項目にレ点を入れていく～みたいなことでしょう。
ただ我々のフランチャイズは、カルチャー的にそれではSVとして物足りないです。
理由は以前にも記しましたが、
自由度の高いフランチャイズオーガナイズの理由 - フランチャイズオーガナイザーのブログ
最低限の再現性を提供し、
加盟オーナー視点で言うところの「本部への余計なフィー」を撤廃し、
各店のアドリブを発揮していただくバッファを持たせるフランチャイズオーガナイズをしているからです。
では我々のフランチャイズにおいてSVに求めるものは何か？
その答えがスーパーバイザー以上（コンサルファームの）コンサル未満となるわけです。
スーパーバイジングを実施した後、
そこから各店のアドリブを発揮してもらうためのコンサルテーションを求めているのです。
幸か不幸か、自分がフランチャイズ一筋ではなく、
一時期コンサルタントファームにも在籍していましたから、
コンサルファームのコンサルの水準を把握しており、
コンサルファームのコンサルほどの、テクニカルな要素やコンセプチュアルな要素を求めるつもりはないんです。
ただ、加盟オーナーが我々のフランチャイズにおける最低限の再現性を習得してもらった後、
そこから放ったらかし・・ではなく、
あらゆる分析のもと、洗練された解説で気付きを与えていく・・行動を促進していく・・
そのレベルのコンサルテーションを求めています。
ゆえに一般的なフランチャイズ本部に比べて、
我々のフランチャイズ本部のスーパーバイザーは、
求められるレベルが少し高いところにあるとは思います。
まさにこうした動きは前々職のFC本部時代に自分のタスクだったので、
その動きにおける苦労も喜びもよく理解していますが、
総合的に見て、やりがいしかないと思います。
経験上、この領域の経験や実績がなく、
良質なフランチャイズを構築あるいはオーガナイズしていくのはまず無理ですね。
よくフランチャイズ業界では、
開発領域（加盟開発や店舗開発）だけを経験してきた方が、
フランチャイズをオーガナイズする立場になっているケースがあるようですが、
それだと一過性のチェーンで終わってしまうのではないかなと感じます。
本部のノウハウが時代に合わなくなったら、チェーン全体が終焉・・みたいなイメージです。
フランチャイズをオーガナイズする立場の方が、
「スーパーバイジングとコンサルテーション」ここの知見やノウハウを持っていないと、変化に対応していくのは難しいと想像に容易いです。
そういう意味では、我々のフランチャイズから、
自分の後継者はSVチームから誕生するのではないかなと勝手にワクワクしてます。笑
ではまた。
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株式会社フリグマ（Flegma,Inc.）代表取締役
フランチャイズオーガナイザー主宰
佐々木翔（sho sasaki）
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