フランチャイズオーガナイザーのブログ

3年で100店舗をコミットするフランチャイズオーガナイザー/株式会社フリグマ代表取締役社長/FC本部中枢歴10年/立ち上げたFC→加盟募集開始から3年で100店舗→4年で150店舗実現/コンサルファーム出身/過去のFC本部時代にはオーナーコンサルチーム責任者としてFC店継続率96%/目指せFC業界健全化→地方創生→日本のGDPに貢献 /2022年日経フランチャイズショーセミナー登壇

「テリトリー制じゃないのであれば物件決まるまで加盟金もらっちゃ駄目ですよ」の話

今回伝えたいこと、標題そのままです。笑
FC本部を運営されている皆様、
「テリトリー制じゃないのであれば物件決まるまで先に加盟金もらっちゃ駄目ですよ」

3月から意図的に自分の露出も一気に解禁したため、
フランチャイズ絡みの個別相談も非常に増えてきた印象です。
そんな中でとあるFC本部の社長さんから、
「加盟金を頂戴するタイミング」について質問を受けました。
そのビジネスは店舗型ビジネスであったため、以下をお伝えしました。

通常でいけば、加盟申込金のような性質(加盟金の20%~30%)を加盟検討者から頂戴し、
それをもとに店舗開発やオーナーのチョイスした物件のリサーチを開始。
そして双方、この物件で進めましょうと合意に至ったら、
そこで初めて加盟金を請求させていただくのです。
当然その際の加盟金の金額は、
前述の事前にいただいた加盟申込金を相殺した差額のみです。

ちなみに特定連鎖化事業に該当するビジネスの場合は、
「加盟検討者の出店場所に対して、
周辺の地域の人口、交通量その他の立地条件が類似するものの直近の三事業年度の収支に関する事項」
これを提示する必要があるため、御留意ください。
詳細は以下をどうぞ。

フランチャイズ本部の皆様必見「中小小売商業振興法改正について」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

フランチャイズ本部の皆様必見「特定連鎖化事業とは」 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

店舗型ビジネスにおけるFC本部が、
加盟金を頂戴するフローとしてはこれがスタンダードだと思います。

一方、上記例に該当しないケースもあります。
物件が決まる前に加盟金を全額頂戴して加盟契約を締結する例です。
この手法が取れるケースは、
「特定連鎖化事業に該当しないビジネスで、テリトリー制を採用している」場合のみです。
フランチャイズ加盟募集開始から4年で150店舗突破とテリトリー制の話 - フランチャイズオーガナイザーのブログ

先日の日経フランチャイズショーセミナーでも、
テリトリー制ノンテリトリー制についてはお話しましたので割愛しますが、
どちらにもメリット・デメリットが存在します。

テリトリー制はそのオーナーの希望エリアにおける出店権利を確保するため、
いわば商圏を提供することに等しく、
極論ですが、
「直営店でも出店したかったエリアですが、差し上げます。」
という性質なので、加盟金を先に頂戴する価値が伴っているということですね。
もう1つ要素を付言すると、
このルールは実は本部側もちょっとリスクでして、
先に加盟金をお支払いいただき、加盟契約を締結したオーナーが、
例えば誰が見ても良質なエリアを押さえたとします。
ただそのオーナーの気が変わり、
他の事業に集中したいなどの様々な理由でなかなか出店しない・・ということも出来てしまうのです。
そうなると本部としては、
良質なエリアでの出店がなかなか実現できず、
また、そのエリアで他のオーナーとの加盟契約が締結できないため、
フランチャイズチェーンとしての生産性という意味で、
非常に非効率となってしまいます。
キャッシュアウトが大きければ、
真っ当な経営者であれば極力早期に投資回収をしたいため、
確実に出店しようとなるケースが殆どではありますが、前述のようなリスクもある、というのは覚えておきましょう。

一旦ここまでを纏めますと、
店舗型ビジネスのフランチャイズであれば、
基本的には物件が定まってから加盟金を頂戴しますが、
テリトリー制を採用しているのであれば、
(くわえて特定連鎖化事業に該当しないビジネスであれば)
先に加盟金を頂戴しても問題はない、ということです。

ですが・・・
幾多存在するFC本部の中には、
フランチャイズの知見が無さ過ぎて、
ノンテリトリー制の店舗型ビジネスにも関わらず、先に加盟金を請求するFC本部も存在するそうです。
・・・えっ何のために?と疑問です。
エリアを確保するという要素が無いのであれば、
物件が確定してからで良いはずですよね。

もしこれからフランチャイズに加盟しようという皆様。
店舗型ビジネスでノンテリトリー制にも関わらず、
先に加盟金を全額請求してくるようなFC本部だった場合は、
一旦冷静になってください。
自分であれば、真っ先にそのFC本部の財務状況を疑います。
資金繰り大丈夫か?と。先日書いた記事のように。

以上、加盟金を請求するタイミングと、
「テリトリー制じゃないのであれば物件決まるまで先に加盟金もらっちゃ駄目ですよ」の話でした。

FC本部側視点の話で言えば、
店舗型ビジネスでノンテリトリー制にも関わらず、
オーナーの物件が決まる前に加盟金をもらわなければ経営状況がマズイのであれば、
それはもうシンプルにFC展開をしてはならない状況ということに等しいです。
直営店のブラッシュアップに努めてください。
ではまた。
--------------------------------------------------------------------
株式会社フリグマ(Flegma,Inc.)代表取締役社長
佐々木翔(sho sasaki)
フランチャイズ関連の御相談や各種お問い合わせ、
あるいはFC本部立ち上げ/FC本部構築/フランチャイズ化など、
3年で100店舗をコミットするフランチャイズオーガナイズサービスを御希望の際は、
下記メールアドレスもしくはHP内のお問い合わせフォームにて承ります。
初回御相談は無料です。お気軽にどうぞ。
info@flegma.jp
お問い合わせ | flegma(フリグマ)
【HP】
flegma(フリグマ)|コミットするFC本部のパートナー
---------------------------------------------------------------------

加盟金請求タイミング