フランチャイズオーガナイザーのブログ

フリグマ代表取締役/FCオーガナイザー&コアフランチャイジーの養成講習主宰/FC本部中枢歴10年/自ら立ち上げたFC→加盟募集開始→健全に3年100店舗実現/ビジネスチャンス連載/日経FCショー・FRAX TOKYOなどFC主要イベント登壇/2024年APAC・FCコンサルTOP10選出

ドーハの悲劇に学ぶ経験論

以前に自分の日本サッカーに対する情熱やドーハの悲劇について触れました。
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先日、そんなドーハの悲劇にまつわる素晴らしい動画を発見しました。

サッカーの園~究極のワンプレー~「アディショナルタイム」日本代表編/2021年1月24日

www.youtube.com

ちなみに本題に関係ない話で強く主張したいことですが、
前園真聖氏の現役時代って本当に凄まじい選手でしたからね。
今でも伊東純也選手のようにサイドアタッカードリブラーは多いですが、
現役時代の前園氏のように中央のペナルティアークあたりをドリブルで突ける選手って、
ここ30年の日本サッカー史でも希少だったと思います。
現役時代のプレースタイルやキャラクターからは、今のバラエティーでの活躍は全く想像できなかったです(笑)

さてさて、表題の件ですが、
この動画でも紹介があるように1993年、初のW杯本大会出場が懸かった試合で、
アディショナルタイムの失点によってW杯本大会出場を逃してしまった出来事が(開催地である)ドーハの悲劇と呼ばれ、
日本サッカー史に語り継がれています。
1点リードしている状況でのアディショナルタイムの時間の使い方、
これのチームとしての意思統一が出来ていれば、
悲願のW杯出場は実現できた・・というわけですね。
そしてその悲劇を二度と繰り返さないために、
ドーハの悲劇をリアルタイムで見ていた下の世代、
あるいは常に新しい世代へ語り継ぎ、
悲劇を風化させないカルチャーが日本サッカー界の中で浸透し、
以降の日本代表はアディショナルタイムの時間の使い方がしたたかになり、
ドーハの悲劇のような出来事は二度と起きていません。

これって想像以上に凄いことで、
悲劇や失敗を経験した当事者達、あるいはそれを目の当たりにしていたメンバーが再発防止策を思案し、実施する・・
そしてその悲劇や失敗を後世にも明確に語り継いでいき、
けして風化させずに二度と悲劇や失敗が起きないようにする・・
あらゆるビジネスシーンでもこうあるべきだと思うのです。

このドーハの悲劇を二度と起きないようにしている日本サッカー界に倣い、
1つの組織において、社内にいる人でも社外取締役でもコンサルでもどんな立場であれ、
過去に悲劇や失敗を経験している、目の当たりにしてきた方がそれを伝え続け、
その組織内や業界内での惨事を食い止める・・
この一連は非常に重要だと感じます。
むしろ経験を持った方々の存在意義はそこにしかないとすら思うのです。
成功は「経験」がなくても生まれるものですが、
悲劇や失敗は「経験」がなければ抑止できないという考えです。
例えば現在自分が率いているフランチャイズ本部では、
自分が過去のフランチャイズ本部時代に経験した様々な失敗や苦い出来事を組織内に伝え続け、
あるいはオペレーションで抑止するように強く意識してきました。

過去の経験に胡坐をかいて組織の上の方に居座っていたり、
高額なコンサルフィーを得ているコンサルタントは、
(現在のパフォーマンスでバリューを出せないない場合は特に)せめて持っている経験を伝え続け、
「関与している組織をけして負けさせないこと」
これにコミットしなければならないと思います。

以上、ドーハの悲劇に学ぶ経験論でした。
ではまた。

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